介護職の3%賃上げ補助金、取得率は特養が81% 通所が76%~老施協調査
特別養護老人ホームの経営者らで組織する全国老人福祉施設協議会は23日、介護報酬の加算の算定状況などを会員施設に尋ねた調査の結果を新たに公表した。【Joint編集部】
介護職員の給与を月額3%ほど引き上げるために新設された「処遇改善支援補助金」を申請しているのは、特養で81.3%。ショートステイで79.1%、デイサービスで76.5%だった。特養でおよそ2割が、デイでおよそ4分の1が取得していないと報告されている。
この調査は老施協が先月にWebで実施した最新のもの。特養1806施設、ショート1266事業所、デイ1230事業所の回答を集計している。
このほか、リーダー級の介護福祉士らの賃上げを優先させる「特定処遇改善加算」の取得率(今年4月時点)は、特養が91.9%、ショートが91.9%、デイが89.1%だった。
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介護のみらいラボ編集部コメント
6月23日、全国老人福祉施設協議会は、会員施設を対象とし多介護報酬の加算算定状況などの調査結果を公表しました。 同協議会は特別養護老人ホームの経営者らで組織され、対象は会員となっている特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム・ケアハウス、短期入所生活介護事業所、通所介護事業所等です。 これによると介護職員の給与を月額3%ほど引き上げるために新設された「処遇改善支援補助金」を申請しているのは、特養で81.3%。ショートステイで79.1%、デイサービスで76.5%となり、特養でおよそ2割が、デイでおよそ4分の1が取得していないと報告されており、処遇改善が求められます。