進むヘルパーの高齢化、4割弱が60歳以上~平均年齢は54.4歳に
介護労働安定センターが今月22日に結果を公表した昨年度の「介護労働実態調査」。日々のサービスを担っている介護職の年齢についても現状が報告されている。【Joint編集部】
訪問介護のホームヘルパーの平均年齢は、各職種の中で最も高い54.4歳。前回調査より0.3ポイント上がっていた。ヘルパーは60歳以上が37.6%。この割合は前回調査から更に0.6ポイント高まった。依然として高齢化が進んでいることが改めて浮き彫りになった形だ。
ヘルパーの年齢層をみると、「60歳以上65歳未満」が13.2%で最多。次いで「55歳以上60歳未満」が12.3%と多く、「70歳以上」も12.2%を占めていた。今後、年齢を重ねてリタイアするヘルパーが一段と増えていくとみられる。
この調査は昨年の10月に実施されたもので、全国1万8000の介護施設・事業所が対象。8809の介護施設・事業所から有効な回答を得ている。
■ ケアマネは4人に1人が60歳以上
平均年齢がヘルパーの次に高いのは、52.7歳のケアマネジャー。51.8歳だった前回調査より0.9ポイント上がっていた。ケアマネのうち60歳以上は25.5%。22.3%だった前回から3.2ポイント上がって4人に1人となっており、こちらも高齢化が進んでいることが分かった。
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介護のみらいラボ編集部コメント
介護労働安定センターが8月22日に公表した昨年度の「介護労働実態調査」によると、訪問介護のホームヘルパーの平均年齢は、各職種の中で最も高い54.4歳で、前回調査よりも0.3歳上がっていました。 ヘルパーの年齢層は「60歳以上65歳未満」が13.2%、次いで「55歳以上60歳未満」が12.3%、「70歳以上」が12.2%を占めており、今後、年齢を重ねてリタイアするヘルパーが一段と増えていくとみられます。