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【今日は何の日?】5月5日=フジテレビが深海からの実況中継を実施 ~ 民放初!(1959年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
66年前の1959(昭和34)年。3月1日に開局したばかりのフジテレビがこの日、ネットワークしている関西テレビの製作で海底からの実況中継を実現。これは民放テレビ局初の試みとして大きな注目が集まりました。
番組は昼1時20分から放送の『テレビ海底を行く』。東海サルベージ社(藤原豊吉社長)の協力で、和歌山・日高郡由良町衣奈沖合(由良湾)の海底(海面下20~30m)を撮影して中継するという内容。ゲスト解説は専門家である東海サルベージの藤原社長が務めました。
当時、この調査には将来的に明石海峡の「夢の懸け橋」となる明石海峡大橋の建設に向けた地質調査など、大きな期待がかかっていたのです。
撮影方法は親船となる海王丸にカメラ2台、水深70~80mを自由に動ける5人乗りの特殊作業艇・白鯨号に1台のカメラをすえて潜水。窓から海中の模様をとらえる一方、今回新造された水中カメラを使用して、カメラマンが潜水服をつけて潜り、海王丸からワイヤーで海中に吊り下げ、マジックハンドで海藻などを採取する東海号の活躍ぶりが撮影されました。
計4台の水中カメラの映像により、未知なる世界だった深海の実態が視聴者にも伝わったか...というと、当時の白黒テレビの精度では難しい部分もあったことは想像できますが、こうした挑戦の積み重ねこそが現在の進歩や発展の貴重な礎となったと言えるでしょう。
参照 : 昭和34年5月5日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ 東京・多摩動物公園が開園(1958年)
・ フジテレビが児童向け時代劇『天馬天平』放送スタート(1960年)
・ 幼児のアイドル・ケロヨン君が「シャボン玉ホリデー」にゲスト出演(1968年)
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