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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/06/15

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【今日は何の日?】6月15日=大阪・釜ヶ崎が「あいりん地区」と改称(1966年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

59年前の1966(昭和41)年。数々の暴動事件等が社会問題となっていた大阪・釜ヶ崎地区(大阪市西成区)について、大阪府労働部長大阪市民生局長大阪府警防犯部長ら関係者が大阪市役所に集まって協議。その結果、地元からの反対も根強い「釜ヶ崎」の名称を今後は「あいりん地区」と改めることが決定しました。

大阪市民生局では「あいりん地区」と呼び名が改められる地区の範囲について、東四条1~3丁目東入船西入船甲岸海道東萩曳船東田今池東今船山王1~4丁目16町としました。

「あいりん」の名称は、これまで街を明るくするためにみんなで助け合う運動を推進してきた地元の「愛隣会」の名前を生かせること、すでに大阪市内の施設としても「愛隣会館」「愛隣寮」などが存在していたことが理由とされています。

この日は他にも「近く関係各省が現地調査をするともに、現地で対策会を開いて、国の積極的な態度を示してもらう」「投石騒ぎに利用された南海阪堺線、国鉄関西線の線路の石は取り除け、アスファルトや敷石にするよう南海、国鉄に協力を求める」なども決定に至りました。 
 
当面の対策としては、これまでは「釜ヶ崎だから」ということで見逃されてきた道路上の酔っぱらい街頭とばく立小便なども今後はビッシビシと取り締まるほか、ヤミ手配師などの寄生する悪質分子に対しては、徹底した取り締りを繰り返す。また飲食店風俗営業関係者には労務者の人間性を尊重した取り扱いをするよう行政指導するよう指導がありました。

また緊急時の初動取り締まりには、機動隊を含めて500人前後の警官隊が現場に到着できるようにし、今後は最初から強い姿勢でのぞみ、扇動者があれば容赦なく検挙していく方針を示しました。

 参照 : 昭和41年6月16日付の朝日新聞朝刊

              文 / 高木圭介

●この日に起きた他の出来事

サーカス火災で逃げ出したゾウが民家を破壊(1959年) 
阪神タイガースが巨人の本拠地・後楽園球場で入団テスト(1966年) 
新潟・春日山の上杉謙信像が完成(1969年) 

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介護のみらいラボ連載コラム『今日は何の日?』 ~ 6月15日=大阪・釜ヶ崎が「あいりん地区」と改称(1966年)が公開されました。ぜひ、お読みください!

             

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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