介護マンガ 第16回 左手にメモ
漫画:北川なつ (きたがわ なつ)漫画家。介護福祉士・ケアマネジャー資格保有。
「左手にメモ」
手にメモをすること。紙が無くてとっさにという理由の場合もあれば、絶対に忘れないために手に書く人もいるのではないでしょうか。それが当たり前で、常に手の甲にたくさんメモしている同僚はいませんでしたか?経験上、介護士よりも看護師にいた印象です。
メモする内容は、血圧や体温といったバイタルサイン。薬のこと。注文しなければいけない備品など。中には、ご利用者の言動を記録するまでに忘れないように、なんてことも。
その手のメモも、時に手洗いや入浴介助でうっかり消えてしまう悲劇が......。
しかし新型コロナ禍の現況では、これまで以上に手洗いの回数や手袋の使用が増えていると思いますので、手のメモもなかなかできないのかもしれませんね。
この仕事、メモをすることは大事かもしれませんが、利用者さん・入居者さんの前でメモを取ると注意される現場もあります。「私のこと何か書かれている...」と思わせてはダメと、教育係の先輩に言われました。
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プロフィール
北川なつ (きたがわ なつ)
漫画家。介護福祉士・ケアマネジャー資格保有。
特別養護老人ホームやグループホームで勤務を経験した中で介護福祉士国家資格・ケアマネの資格を取得。絵本作家、イラストレーター。著書に『マンガ 介護する人・される人のきもちがわかる本』・『新装版 認知症のある人って、なぜ、よく怒られるんだろう?』など多数。