夜勤中にどうしても眠くなってしまう...集中力を維持する5つの方法|介護職のホンネ相談室(3)
文/中谷ミホ(介護福祉士、ケアマネジャー、社会福祉士)
今回のお悩み
夜勤中にどうしても眠くなってしまい、業務に集中できないことが悩みです。コーヒーやエナジードリンクを試してみましたが、一時的な効果しかなく、すぐにまた眠気が戻ってきてしまいます。眠くならないコツはありますか?
先輩介護職の回答
自分に合った眠気対策を取り入れて、業務に集中できる環境を整えよう。
介護現場での夜勤は、日勤帯よりも少ない職員で利用者さんのケアや緊急対応をする必要があるため、高い集中力が求められます。
しかし、どうしても眠くなってしまい業務に集中できないというお悩みは、多くの介護職の方が抱える共通の課題といえるでしょう。
そこで今回は、夜勤中の眠気を軽減し、集中力を維持するための効果的な対処法をご紹介します。
夜勤中の眠気を軽減し、集中力を維持するための5つの方法
対処法①:短時間の仮眠を取り入れる
夜勤中の眠気を軽減するには、短時間の仮眠が効果的です。仮眠には疲労を回復し、集中力を取り戻す効果があります。
特に15〜30分程度の仮眠は、眠気をリセットし、脳をリフレッシュさせる効果があるのでおすすめです。
ただし、仮眠時間が長すぎると深い眠りに入ってしまい、起床後にだるさを感じることがあるため、仮眠は30分以内に抑えましょう。
眠れない場合でも、横になって目を閉じているだけで身体は休まります。無理に眠ろうとせず、リラックスする時間だと思って過ごしてみてください。
対処法②:明るい光を浴びる
夜勤中に適度な光を取り入れることも眠気対策の一つです。
人間の体内時計は光に大きく影響を受けるため、明るい光(特に青白い光)を浴びると、体内時計が覚醒モードに切り替わりやすくなります。
職場で可能であれば、明るい場所で過ごしたり、光療法ランプを使用したりして、環境を整えてみましょう。
対処法③身体を冷やす
冷却シートや冷たい水で軽く濡らしたタオルで首や手を冷やすのも、眠気対策として効果的です。冷却することが刺激となり、眠気を軽減する効果が期待できます。簡単に実践できるので、眠気を感じたときに試してみてください。
対処法④:身体を動かす
軽い運動も眠気を覚ます効果があるといわれています。肩回しや屈伸運動は、夜勤中でも簡単にできるので試してみましょう。
また、耳たぶを軽く引っ張ったり、顔の表情筋を動かしたりする刺激も眠気を軽減させます。夜勤中にぜひ取り入れてみてください。
対処法⑤:夜勤中のおやつを工夫する
硬い食べ物を噛むことも眠気対策になります。噛むことで脳が刺激されるので、眠気が覚めやすくなります。夜勤中のおやつには、ガムやハード系のグミ、硬めのおせんべいなど噛みごたえのあるものを選んでみましょう。
ただし、満腹になると逆に眠たくなるため、夜勤中のおやつは軽めに抑えるのがポイントです。
今回ご紹介した対処法を参考に、ぜひ自分に合った眠気対策を見つけてくださいね。
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