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職場・悩み 悩み相談 2021/07/21
介護士ブロガーたんたんさんが回答!お悩みQ&A

#たんたん#ストレス#ワンオペ#職場#転職#夜勤#深井竜次#人材確保

介護の悩み相談 第22回 夜勤中にフロアの職員が自分一人で、不安になります

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質問:うちの施設の夜勤が時々ワンオペになって不安です

私は現在、有料老人ホームで勤務する2年目の介護福祉士です。
うちの施設は3階建てで各フロア15名の入居者がいますが、最近夜勤でフロアを一人で見るのはおかしいんじゃないかと思い始めました。
うちの施設は自立の入居者様が多いので、配置基準的には問題はないかもしれないのですが、一人でフロアを任せられることに強い不安を感じています。
どこかの階で急変や片方の職員が休憩に入っている時間はそのフロアの入居者様のコール対応をしないといけません。下のフロアのコール対応をしていた時に上のフロアのコールがなった時はもう大変です。配置基準では大丈夫かも知れませんが、こんな働き方をしていたらいずれ体を壊してしまうと思います。
最近は夜勤が来るたびに職場に向かう足が重く感じます。
友達は夜勤をやめればいいと言いますが、夜勤が無くなってしまうと月に3万円の手当が消えるので、できるだけ避けたいです。

答え:夜勤をやめるか転職しましょう

いきなり結論を書きますが、相談者さんは転職をするか夜勤を辞めて日勤のみの勤務にする他の選択肢はないと思います。

もちろん今回の趣旨を施設に伝えて業務改善をしてもらえるならそれに越したことはありません。
しかし「すぐ改善される問題ならそもそも問題になっていない」という事があって、何かしらの理由がある可能性があります。

多くの場合は人手不足で人材に限りがあるから、今の状態が精一杯である事が多いです。
こういう問題は中で働く職員がどう働きかけても、根本にある人手不足の問題を解消できない限りはこの問題は常態化します。
なのでこういう施設側の構造上の仕組みの解決は諦めて、自分で対策を打っていく必要があります。

また配置基準に関しては最近は緩和される流れもあるので、状況は悪化する可能性も高いです。

相談者さんのケースでは、夜勤を辞めたくないとのことなので、人手が充実していて、夜勤がワンオペ体制になっていない施設を探すのが一番の解決策です。

夜勤の職員の充実度は施設によって違う

僕自身は夜勤専属を生業としていて、多くの施設で夜勤をしてきました。
そこで感じたのですが夜勤中の人手の充実度や仕事の忙しさは施設によって全然違います。

ご利用者が多い施設でも夜勤中に全然ナースコールが鳴らずに、忙しくない夜勤になる施設もありますし、ご利用者は少ないけどナースコールが多くて大変な施設もあります。また人手についても各フロアに2名の職員が常駐して看護師も施設で待機しているところもあれば、1人でフロアを任される施設もあります。

介護の夜勤といえど施設の種類や中で生活しているご利用者によって全然違うのです。

また夜勤ができる職員の退職が多い施設や、人手がいても夜勤を希望しない職員が多いとその分夜勤ができる職員の負担が大きくなります。
実際に僕がいた施設でも、夜勤ができる常勤の男性介護職員は1回で16時間もある夜勤を月に9回していて、ほぼ夜勤専属みたいな扱いになっていました。

個人的には3階で3フロアの場合は5人の職員が必要だと考えています。
余った2人のうち1人は休憩中の職員の階に入って、残りの1人はコールが多い時や、急変が起こった時にバックアップ的な感じでヘルプに入るという感じです。
こういう施設を探すのは大変かもしれないですが、夜勤の充実度を上げるためには施設選びは大事です。

今までギリギリで夜勤を回していた施設が急にバックアップ的な職員を用意する事はできないです。
そこは施設の資本力や職員が離れない仕組みが出来ているかを考慮する必要があります。

夜勤なしで今の水準の給料をもらえる施設を探そう

世の中には数多くの介護職員の求人があります。
その中には人手が充実して夜勤中の職員の負担を軽減することに意欲のある施設もあります。そういう施設ほど給料面でも充実している事もあります。

また「夜勤をしなくなると給料が下がる」という相談者さんの悩みもありますが、今の夜勤手当を加算された給料を夜勤なしでも稼ぐことができる施設も中にはあります。

そもそも夜勤をしないと生活が厳しいという状態はあまりいい状態ではありません。年齢を重ねてしまうと徐々に夜勤が身体的にキツくなる事もありますし、もしその施設が人手が充実して夜勤の回数が減ってしまうとその分給料が下がってしまうリスクもあります。

「介護職員は夜勤で稼ぐものだ」という声もありますが、できるなら夜勤をせずとも稼げる仕事であって欲しいと僕は思っています。

探すのは大変かもしれませんが、根気よく探せば必ず出会えると思います。
夜勤がキツくなるのは構造上、仕方ない事です。
なので出来るだけ自分が心地よく働けるように自分で行動を起こすのがいいと思います。

さいごに

今回は相談者さんの悩みである「夜勤介護が大変。でも金銭的に辞めたくない」という悩みに対して「転職するか夜勤を辞めても生活に困らない施設に行こう」というアドバイスをしたのですけど、多分相談者さんの望んでいた答えではなかったと思います。自分の親しんだ環境で働き続けたいと思いますし、環境を変えるのは非常に大変なことです。

しかし、残念ながら今の時点でワンオペ夜勤が常態化している施設がこれから先に業務を改善できる可能性は低いです。
そこまで都合よく人手が集まってくる事もないです。

またいつ改善されるか分からない中で相談者さんが改善されるまで働き続ける事ができるのか?ということあります。

僕自身は仕事をする上で意識していることとして「自分で変えられることは全力を尽くす。自分で変えられないことは諦める」ということがあります。

今回の件では自分の力でワンオペ夜勤が常態化している施設を変えることは無理ですが、転職などをしてワンオペ夜勤がない施設で働くことはできます。

まずは自分の力で出来ることと出来ないことを区別して出来ることからしていきましょう。

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プロフィール

たんたん(深井竜次)

介護士ブロガー

介護士ブロガーたんたん(深井竜次)さん

1994年生まれ 保育士から介護士に転職ののち、特養・ユニット・ショート・有料の介護施設での経験を生かして情報発信を行なう。介護士と副業のブログで月収100万円を超えた経験談を発表し介護業界で注目される。介護現場の現実を踏まえた率直な意見で知られている。ブログ:介護士働き方コム 著書:月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方(KADOKAWA)

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