悪口ばかりの職場にうんざり。自分も陰口を言われているのではと不安に...5つの対処法|介護職のホンネ相談室(2)
文/中谷ミホ(介護福祉士、ケアマネジャー、社会福祉士)
今回のお悩み
職場での悪口や陰口が絶えず、毎日うんざりしています。特に、特定の同僚や上司が他のスタッフの悪口を言うことが多く、その場にいるだけで気分が悪くなります。
最近では、「自分も陰で悪口を言われているのでは...?」と、不安になることも。何か対処法があれば教えてください。
先輩介護職の回答
まずは自分を守る環境を整える。それでも改善しない場合は信頼できる人に相談を
悪口や陰口が多い職場環境は、本当に辛いですよね。仕事に集中したいのに、そんな話ばかりが聞こえてくると心が疲れてしまいます。「もしかして、自分も言われているのでは?」と、不安になるのも無理はありません。
このような状況が続くと、仕事への意欲を低下させるだけでなく、メンタル面にも悪影響を及ぼします。
今回は、職場での悪口や陰口から自分を守り、ストレスを減らす5つの具体的な対処法をご紹介します。
職場での悪口や陰口から自分を守る5つの方法
対処法①:悪口や陰口に反応しない
悪口や陰口が始まっても、あえて反応せず、スルーすることを心がけましょう。相手の言葉をいちいち受け止めていると、ストレスが溜まる一方です。悪口が始まっても「言わせておけばいい」という心持ちでいることが大切です。
「へぇー、そうなんですか。」「いろいろあるのですね。」と、話を終わらせて自分の仕事を続けましょう。
悪口を言う人は相手の反応を期待していることが多いため、スルーすることで期待を裏切ることができます。「あなたに悪口を話しても会話が盛り上がらない」と認識させれば、徐々に悪口をいう相手として選ばれなくなっていくでしょう。
対処法②:同意しない
悪口や陰口には「同意しない」のが得策です。相手に合わせて「それはひどい話ですね!」「ありえない!嫌な感じですね!」などと言ってしまうと、「〇〇さんも同じことを言っていた」「〇〇さんも同意していた」と誤解される可能性があります。
同僚がLINEやメールで悪口を送ってきた場合も同様です。返信することで、悪口に同意したという証拠が残る可能性があります。既読スルーや未読のままにしておき、返信を控えるのが賢明です。
対処法③:話を切り替える
悪口や陰口が始まったら、話題を切り替えるのも効果的です。
「そういうことがあったのですね。ところで、明日の入浴介助のことですが...」「そういえば、筋トレは続いてます?」などと、別の話題に切り替えるのです。話題を変えれば、相手のペースに巻き込まれずに済みます。
対処法④:その場から離れる
その場から離れるのも有効な手段です。悪口が始まりそうな雰囲気を感じたら、「そういえば、〇〇さんに呼ばれていたんだった。」「倉庫まで備品を取りに行ってきますね。」などと理由をつけて、さりげなくその場から離れましょう。無理にその場に留まる必要はありません。
対処法⑤:信頼できる人に相談する
一人で悩み続けると、ストレスが増大し、仕事にも影響が出てきます。精神的に追い詰められる前に、信頼できる先輩や上司、人事担当者に相談することが大切です。
相談する際には「少しお時間をいただけますか?相談したいことがあります。」と声をかけ、時間をとってもらうとよいでしょう。
職場の人間関係をよく知る人に話を聞いてもらうことで、問題解決や職場の環境改善につながる可能性があります。
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