介護の悩み相談 第1回 いろいろな先輩に違うやり方を指示され、混乱してしまいます
文:たんたん(深井竜次)質問:職場にいる先輩達の言うことがバラバラで誰の指示を信じたら良いのかわかりません
介護現場で働き始めて半年の新米介護士です。先輩介護士さんとのコミュニケーションに困っています。
新人の指導を受ける際に同じ事柄でも先輩によって受けられるアドバイスは違い、誰を信じて良いのか分かりません。
A先輩の言われた通りに動いたのにB先輩から「それは違う」と言われてしまうことが多いです。どちらも上司で自分より長く介護現場での経験があるのでどうすれば良いか困っています。
回答:尊敬できる先輩を探し、その人の方法を真似てみましょう
僕も最初に入社した介護施設でも同じような経験をしました。右も左も分からない人からしたら、誰の言葉を信用して良いか迷ってしまいますよね。
一人ひとり違った介護観を持っていますし、難しいことに介護は正解がない仕事です。
だからこそ「言われることが違う」ということが発生しやすいのです。
解決方法としては、組織の中で尊敬できる先輩を見つけて、その人の動きや考え方を真似ることから始めるのが良いと思います。
新人の場合、最初に教育担当の職員が就くことが多いです。
その時に自分が一番組織の中で尊敬できる職員に担当に就いてもらう(変更してもらう)ように管理者に相談をしてみると良いと思います。
最初は一人の上司から徹底的に教えてもらうことがオススメです。
右も左も分からない時に、多くの介護士の意見を聞いても混乱することが多いですし、自分がある程度動けるようになったら他の介護士さんからアドバイスを求めた方が良いと思います。
誰か一人のみを参考にするようなことをすると、場合によっては他の介護職員からの反発があるかもしれません。しかしその人間関係の歪みを恐れてはいけません。
大事なのはなるべく早く施設での戦力になることです。それでもストレスが大きいと感じた場合は管理者に相談をするのが良いでしょう。
「言われることが職員によって違う」という状態は「ケアや意識の統一が出来ていない」と捉えることができます。介護はチームで仕事をするものです。
新人教育に関してもマニュアル化されている施設とされていない施設では、チームとしてのケアの質に大きな差が出てしまいます。
あまりにも酷いと感じた場合は「部署を変更をしてもらう」「他の施設でまた1からやり直す」という選択をした方が良いと思います。
新人の時に学んだ基礎は、これからの介護士としてのキャリアを作っていく上で非常に大事なものになります。だからこそ素晴らしいメンターに出会うことが大事です。
また新人教育のマニュアルが細かく設定されている所で働くことが大切です。
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