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高齢者レクリエーション 塗り絵 塗り絵カレンダー 2022/04/16

季節を楽しむ【塗り絵カレンダー】 2022年5月:端午の節句

構成・文/介護のみらいラボ編集部 イラスト/深蔵
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毎日の会話が広がる! 「端午の節句」の豆知識

ここからは、ぬり絵カレンダーのテーマにまつわる豆知識をご紹介します。季節の話題を現場でのコミュニケーションに役立てましょう!

端午の節句はもともと邪気を払う行事だった

3月3日のひな祭りが女の子の節句とされるのに対して、5月5日の「端午の節句」は男の子の節句。(かぶと)飾りやこいのぼり、五月人形を飾って、男の子のすこやかな成長と健康を願う日です。今回は、この端午の節句の由来についてご紹介しましょう。

「端午」とは「月初めの(うま)の日」という意味で、本来は5月だけを指す言葉ではありません。しかし、「午」という文字の音が「五」と同じであることや、月と日の数字が重なる日をお祝いする風習があったことから、古代中国では5月5日を端午の節句とし、邪気を払う行事を行うようになりました(病気や厄災をはらうため、菖蒲(しょうぶ)湯に入ったり、菖蒲酒を飲んだりしていたそうです)。

その後、端午の節句の行事は日本にも伝わり、奈良・平安時代の貴族の間に定着。中国と同じように、菖蒲湯に入って厄除けをするならわしが生まれたとされています。

邪気を払う行事が、男の子の成長と健康を願うお祭りになったのは、江戸時代に入ってからのこと。「菖蒲」が「尚武(しょうぶ)(武道や軍事を(とうと)ぶこと)」や「勝負」につながることから、端午の節句が「勇ましさの象徴」としてとらえられるようになり(よろい)兜を飾って男の子の成長を祝う行事へと変化していきました。

ちなみに、鯉のぼりは「黄河(こうが)中流にある竜門の急流を渡りきった鯉は、姿を変えて竜になる」という中国の故事から生まれたもので、そこには男の子が立派に成長し、立身出世するようにとの願いが込められています。

また、端午の節句に柏餅が食べられるようになったのは、「新しい葉が出るまで古い葉を落とさない」という柏の木の特性から。それが、当時の武家社会の「家系がとぎれず続くように」との願いと結びつき、柏の葉を使った柏餅が"縁起物"として扱われるようになったのです。

[参考]
『12ヶ月のしきたり 知れば納得!暮らしを楽しむ』(新谷尚紀/PHP研究所)
『子どもにつたえたい年中行事・記念日』(萌文書林編集部編/萌文書林)

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