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【今日は何の日?】6月18日=スパイの仕業?松林から謎の自動無線機が発見・茅ヶ崎(1968年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
57年前の1968(昭和43)年。神奈川・茅ヶ崎市の湘南海岸で道路拡張工事中の作業員が、松林の中から最新式と見られる小型無線装置一式が埋められているのを発見。ただちに神奈川県警茅ヶ崎署へと届け出ました。
同県警外事課によると、最近、外国の情報機関が埋めた可能性アリとのことで警察庁にも連絡。さっそく現場付近での聞き込み捜査が開始されました。
発見場所は茅ヶ崎市東海岸南にあったパシフィックホテル近くの松林。防湿塗料が塗られた鉄箱の中に、ゴムのパッキングが詰められ、防湿用の紙で包まれた黒色の弁当箱ほどの大きさの機械数個をコードで結んだ無線送受信機一式と、自動送信機、変圧器、予備の部品などが70数点が入っていました。
この装置は「小型中速自動通信機」で、1分間に200字の打電が可能。真空管式のものでは最新式となり、周波数は7メガサイクルから14メガサイクルまであり、3,000kmまで通信可能と見られています。機械にメーカーの刻印はなく、真空管の文字も全部消されており、「1」「2」など番号が記されているのみでした。
警察庁外事課では「これまでの外国情報機関の手口として、通信機を埋めておき、後日、連絡員が掘り出しに行く方法はかなりポピュラーだ。昭和33(1958)年に鎌倉市の七里ガ浜で砂浜に埋めてあった通信機が見つかったのをはじめ、東京周辺で3か所、山形県の山中で1か所見つかっている。今度のもコンデンサーや抵抗の配電装置など構造が三橋事件(52年に犯人が自首して逮捕されたソ連によるスパイ活動および、米国による二重スパイ事件)で使われた通信機と似ている」と語っていました。
参照 : 昭和43年6月24日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ 有楽町駅前の東京交通会館がオープン(1965年)
・ 有楽町そごうで「ミス・ヒザ上コンテスト」開催(1966年)
・ 黒人ガンマンが登場する初の西部劇が日本公開(1966年)
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介護のみらいラボ編集部コメント
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