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【今日は何の日?】6月28日=カンニングをめぐり、学生と大学が最高裁で対決(1960年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
65年前の1960(昭和35)年。大学のテスト中に起きたカンニング事件の処分をめぐり、大学側が「退学させる」と処分を決めれば、学生が「それはキツぎる」と真っ向から反発。その争いは奈良地裁、大阪高裁を経て、ついに最高裁で争われることとなりました。
学生は奈良学芸大学の二部甲類理科四回生だった男性(27歳)。さる56(昭和31)年9月18日、微積分のテスト中、セルロイドの下敷きに書いたメモが発見され、翌10月に退学処分となりました。
ところが男性は「メモは整数論のもので、試験には無関係。それが証拠には答案が0点だったではないか」と大学側に食い下がり、学長を相手取り退学処分取り消しを奈良地裁に訴え出ました。
大学側は「同君は以前にもカンニングをやったし、学生の処分は学長の権限だ」と反ばく。奈良地裁では大学側の言い分を支持し、大阪高裁でも同様判決となり、男性はついに最高裁まで決着を持ち込みました。
しかし最高裁の第三小法廷でもカンニングに厳しいことには同様でした。「カンニングは学生の本分に反する」とあっさり上告を棄却したのでした。
参照 : 昭和35年6月28日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ 船長とグルになった石炭窃盗団が捕まる・大田区(1954年)
・ 阪神・バッキー投手が外国人初のノーヒットノーラン達成(1965年)
・ 杉並区の花田勝くんが第5回わんぱく相撲・東京場所でベスト8に(1981年)
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介護のみらいラボ編集部コメント
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