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【今日は何の日?】5月30日=野積みの古タイヤが燃え、新横浜駅が黒煙まみれ(1981年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
44年前の1981(昭和56)年。朝8時40分ごろ、国鉄の東海道新幹線や横浜線の新横浜駅そばにあるゴム会社の野積みタイヤが突如炎上。火は隣接する2棟のビルに燃え移るなどし、周辺は凄まじい黒煙に包まれ、強い刺激臭が広範囲に立ち込めました。
出火現場は新横浜駅から北へ約250mしか離れていない区画整理地にあった大原ゴム商会(横浜市港北区新横浜2丁目)のタイヤ置き場。その南東の端に野積みされた約1,000本のタイヤでした。
今でこそ、数々の商業ビルが立ち並ぶ新横浜駅前ですが、平成初期までは駅前に空き地も多く、かなり広々とした風景が広がっており、企業の資材置き場や倉庫、駐車場などにうってつけの場所だったのです。
野積みされたタイヤからの火は、隣接する鉄骨プレハブ造りの同商会の事務所(約50平方m)へと燃え移って全焼。さらにタイヤ置き場に接した共生会歯科技工学校と歯科医院が入る鉄筋コンクリート9階建てビルに、2階窓から燃え移り、1~4階部分の1,140平方mを焼いたうえ、隣の3階建ての横浜シンコウインテリア2階部分の430平方mの一部を焦がし、2時間後にようやく消し止められました。
横浜市消防局では消防車、はしご車など約25台を出動させて消火に当たりましたが、一時は真っ黒い煙が約100mの高さにまで噴き上がり、現場一帯はかなり広範囲にわたってゴムが燃える独特な刺激臭が立ち込めます。新横浜駅のホームにいた約100人の乗客の中には、口にハンカチなどをあてつつ階段下へと逃げ込んだ人もいたほどでしたが、新幹線や横浜線の運行には影響がありませんでした。
神奈川県警港北署の調べによると、出火の原因は大原ゴム商会の社長(60歳)がタイヤ置き場の近くでゴミを焼いていた残り火が、山積みにされたタイヤにかけられていた殺虫剤によって再び燃え上がり、それが古タイヤに引火したものと判明しました。
参照 : 昭和56年5月30日付の読売新聞夕刊、5月31日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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