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【今日は何の日?】6月7日=洋品店の"ダイヤモンド作戦"が警察命令で直前ストップ・御徒町(1964年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
61年前の1964(昭和39)年。東京・御徒町の、とある洋品店が開店披露のPR策として、午後3時からダイヤモンドを付けた風船を飛ばすことを予告しました。
その内容とは赤・青・黄色の風船約200個を空へと飛ばし、そのうち赤い風船10個にダイヤ入りの皮袋を吊るし、それを拾って届けてくれた人には、そのダイヤをプラチナ台の指輪に仕立てて進呈するという趣向。開店祝いの大盤振る舞いというワケです。
皮袋に入れられたダイヤは2~3万円クラスのモノから10万円前後のモノまで。風船は御徒町から飛ばし、風に乗って空高く舞えば、近県下にまで飛んでいく可能性もあり、洋品店では「広範囲に効果の"立体宣伝"」(洋品店)と胸を張っていたそうです。
ところが、風船打ち上げの30分前、午後2時30分になって管轄の警視庁上野署から「(風船を)飛ばしてはならぬ!」とストップが入り、ダイヤモンド作戦は秒読みにすら入る前に中止となってしまいました。
上野署が中止命令のタテにとったのは東京都道路交通規則第十四条九号(交通頻繁な道路に宣伝物、印刷物、その他の物を散布し、またはこれに類する行為をしてはならない)に触れるという見解。さらに「交通事故を起こすおそれがある」という理由でした。
洋品店側は「はじめから少し無理な計画ではないかと思っていた。警察の言い分ももっとも」(洋品店の社長)と、なんともあっさり引き下がりました。
なお、宙に浮かせそこない、宙に浮いたダイヤの数々は、大売出し中の景品へと回されたそうです。
参照 : 昭和39年6月7日付、6月8日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ 『ポパイ』のテレビ放送がスタート(1959年)
・ 銀座に生ビールのスコールが降る(1974年)
・ 参院選候補者ポスターに「危険人物 !!」「寝小便小僧」(1980年)
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介護のみらいラボ編集部コメント
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