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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/06/26

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【今日は何の日?】6月26日=ゴム会社が水害の筑後川に自動車タイヤを投げ込む・久留米市(1953年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

72年前の1953(昭和28)年福岡佐賀熊本大分県など九州地方北部の広範囲が6月25日から続く豪雨により、死者・行方不明者1,001名浸水家屋45万棟被災者数約100万人という大変な水害に見舞われました。

福岡久留米市内を流れる筑後川も氾濫し、この日の朝7時30分時点で危険水位を36cmも突破。消防団は警鐘を鳴らしつつ、土袋を積み堤防を越える濁流を防ごうとしましたが、久留米市内の中心部はほぼ水没。筑後川にかかる小森野橋宮ノ陣橋両筑橋恵蘇宿橋原鶴大橋流失または損壊するという大変な被害を受けたのでした。

そんな中、久留米市内にある日本ゴム株式会社(現・アサヒシューズ)では濁流と化した筑後川に売り物である自動車用タイヤ37本を投げ込んだのでした。とっさの判断によるものです。

急流に足をさらわれ、危うくおぼれかけた人たちの何人かは、浮袋代わりにこのタイヤにしがみつくことで、命が助かったのでした。とっさの判断で人々の命を救った日本ゴム株式会社自体も久留米工場が水没し、約15日間にわたって生産不能となる被害を受けたのでした。

同社のとっさの判断はそれだけでも災害時の美談として語り継がれるべきモノですが、この話には続きがあります。命拾いした人々から大変に感謝されたタイヤは、さまざまな街から日本ゴム会社へと送り返され、7月初旬にはついに投げ込んだ数と同じく37本が同社へとキッチリ戻ってきたのだとか。九州の皆さんの律義さ、民度の高さが身に沁みる"いい話"ですね。

 参照 : 昭和28年6月27日、7月10日付の朝日新聞朝刊

                      文 / 高木圭介

●この日に起きた他の出来事

小田急電鉄が流線型のロマンスカーをお披露目(1957年) 
話題の「紅茶キノコ」が国会でも取り上げられる (1975年) 
「猪木 vs アリ」で77歳男性が死亡・那覇(1976年) 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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