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【今日は何の日?】7月2日=矢切の渡しで水難訓練 ~ 演歌の大ヒット受け(1983年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
42年前の1983(昭和58)年。♪ つれて逃げてよ~ と、ちあきなおみさんや細川たかしさん歌唱による演歌の大ヒットを受け、この時期に全国的に有名になったのが東京・葛飾区柴又と千葉・松戸市下矢切を結ぶ江戸川名物「矢切の渡し」です。
そんな矢切の渡しでこの日の午前、かなり大がかりな水難救助訓練が実施されました。
というのも、矢切の渡しはそれまで土、日曜と祝日のみの運航だったのが、時ならぬ演歌の大ヒットにより、平日でも5~600人、休日には3,000人にものぼる観光客が押し寄せる観光名所となっていたのです。そこで警視庁亀有署と第二機動隊が「観光客の急増に伴う、渡し舟の転覆など、不慮の事故に備えよう」と水難訓練を企画したのでした。
午前10時30分すぎ。乗客30人を乗せた渡し舟が松戸側を出発。反対岸の柴又側に到達する直前にバランスを崩し、乗客が水中に転落したことを想定。船頭の杉浦正雄さん(59歳)が漕ぐ渡し舟から、ウエットスーツを着た5人が川へと飛び込み助けを求めると、機動隊のアクアラング隊員やアルミ製折り畳みボートに乗った亀有署員らが救助活動をスタート。次々に川から引き揚げては人工呼吸し、約150m流された1人も航空隊のヘリが吊り上げて全員を無事に救出完了!
この日も押し寄せていた観光客らは、そのテキパキとした訓練風景を神妙な表情で眺めていたそうな。
矢切の渡しを一躍有名にした船村徹さん作曲、石本美由起さん作詞による楽曲はもともと、7年前(76年)にちあきなおみさんのシングル盤『酒場川』のB面曲として発売。それが82年に梅沢富美男さんの舞台で使用され話題となり、改めてシングルA面曲として再発売(有線チャート1位)され、翌83年には細川たかしさんの歌唱でも大ヒット(レコード売り上げ1位)。ほかにも数々の歌手によって歌われ日本のスタンダード演歌となったのでした。
参照 : 昭和58年7月2日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
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