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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/07/13

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【今日は何の日?】7月13日=三島由紀夫宅に強盗 ~ 「禁色」に怒る?(1953年)/ 雑学ネタ帳

07月13日(三島由紀夫).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

72年前の1953(昭和28)年。午後6時ごろ、東京・目黒区緑ヶ丘(現・緑が丘)在住の作家・三島由紀夫さん宅に現れた男が「金を出せ!」と、三島さん(当時28歳)にナイフを突きつける事件が起きました。

日比谷から小型タクシーに乗車して三島さん宅に乗りつけた男は、血のついたシャツを見せつつ「オレは肺病だ。金を30万円借りたい」と言い、三島さんが断ったところ、ナイフを突きつけつつ「金を出さないとドテっ腹に風穴が開くぞ!」と凄みました。驚いた三島さんは裏の家へと逃げつつ、すぐに110番通報です。

その間に男は、レインコートワイシャツなど12点を盗み出し、待たせてあった小型タクシーで逃走。しかし手配を受けた警視庁のパトカーが、東急池上線大崎広小路駅そばのガード下で小型タクシーを発見。午後6時50分に男を検挙したのでした。

警察の調べによると、男は熊本県生まれの住所不定32歳。上野界隈で男娼の世話などをしていましたが、男色を題材とした三島さんの代表作『禁色(きんじき)』の中に描かれた性描写に怒りを覚え、三島さんの襲撃を決意。

小型タクシーで三島さんが住む緑ヶ丘に向かう途中、いったん公衆電話から電話をかけ「お前の『禁色』のために、多くの青年がダメになった。オレは特攻隊崩れの九州男子だ。今からお前の家に行くぞ!」と予告していたそうです。

突然の襲撃を受けた三島さんは「あんまり強そうでもないし、恐ろしいというよりはバカバカしかった。でも、とにかくナイフを持っているので、命あっての物種と思って逃げたわけだ」と語っていたそうです。

 参照 : 昭和28年7月14日付の毎日新聞朝刊

                        文 / 高木圭介

●この日に起きた他の出来事

『太陽にほえろ!』でマカロニ刑事(萩原健一)が刺殺される(1973年) 
警視庁が新庁舎へのお引っ越しをスタート(1980年) 
堀ちえみ親衛隊67人が検挙(1984年) 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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