介護職員が入職初日にやることとは?準備すべきことや心構えなどを解説
文/中村 亜美
介護の仕事に就くことが決まったら、うれしくてワクワクする反面、初日に出勤するまで緊張してしまうと思います。緊張しすぎると初出勤まで気が重たくなってしまうものです。緊張を少しでも和らげるためには、事前の準備が大切です。
そこでこの記事では、介護職員が入職初日までに準備することや入職初日の流れ、スムーズにいくポイントなどを解説します。
1.入職初日までに準備することは?

入職初日までに準備しておきたいものには、主に、持ち物・服装、自己紹介、介護用語などがあります。その詳細を紹介していきます。
持ち物や服装をチェック
入職当日に必要な持ち物、さらに適切な服装を事前に必ずチェックしておきましょう。
初日は、オリエンテーションなどが行われることが多いため、そこで提出する書類などがあれば用意しておきます。
筆者は、介護職員として入職する際、勤務先で推奨されている服装がわからず悩んだことがありました。
わからないまま不適切な服装で行くことは避けたかったため、入職前に勤務先に電話連絡し、「スタッフの方はどのような服装をされていますか? ダメな服装はありますでしょうか?」と聞いた記憶があります。
類や服装などに不安がある場合は、事前に勤務先に問い合わせておきましょう。
●関連記事:キャリア10年の介護福祉士が語る、介護に適した服装・着てはいけない介護服とおしゃれを楽しむコツ
【例文付き】自己紹介の言葉を考えておく
新人職員は、オリエンテーションや朝礼などで挨拶をする場面が多くあります。
急に自己紹介を求められたときのために、簡単な内容を考えておくとよいでしょう。
自己紹介は、先輩スタッフに名前と顔を覚えてもらい、自分をアピールするチャンスですが、長すぎる言葉は不適切です。簡潔に自分の思いをまとめ、「みんなと頑張りたい」という気持ちが伝わる言葉を考えておきましょう。
筆者は朝礼でこう挨拶をしたのを覚えています。
「中村亜美と申します。この施設の実習のときに見た先輩方の丁寧な介護ケアに近づけるように、私も今日からスタッフの一員としてさまざまなことを吸収していきたいと思います。よろしくお願いします」
とても緊張しましたが、事前に考えておいたことで、スムーズに言葉が出てきたのを覚えています。
仕事内容がすぐに頭に入るように介護用語を予習しておく
介護施設によっては、オリエンテーションに時間をかけずに、すぐに現場に出なければならない場合もあります。
そのときに介護用語を少し予習・復習しておくと、先輩スタッフの説明が頭に入りやすくなります。新人スタッフが初心者であることを配慮して、難しい言葉を使わない先輩スタッフも多くいますが、場合によっては専門用語で説明されることもあるでしょう。
筆者の新人時代にも、先輩スタッフからふいに知らなかった専門用語を言われ、意味をよく理解していないために説明が頭に入らなかったことがあります。先輩スタッフの教えを、より多く吸収するためにも、専門用語の予習・復習は大切になります。
これは介護技術にも共通することですが、まっさらな状態よりも、ある程度流れを把握したうえで説明を聞くほうが、自分のなかにうまく落とし込めるものです。
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2.【経験談あり】よくある入職初日の流れ

入職初日の流れは介護施設によって違いますが、だいたい似ているのも事実です。
ここからは筆者が経験した入職初日の流れを紹介していきます。
挨拶
朝礼は8時30分頃から行う施設が多く、朝出勤したら先輩スタッフの前でまず挨拶することもあります。
いきなりの挨拶で緊張しないように、先に伝えたように自己紹介の言葉は事前に考えておくようにするとよいです。朝礼はだいたい10〜20分程度で終わります。
オリエンテーション
介護施設によっては何日もかけてオリエンテーションや研修を行うケースがありますが、筆者の場合は午前中のみオリエンテーションを行いました。
オリエンテーションでは、
- 書類の提出
- 自己紹介
- 仕事の心構え
- 仕事内容の説明
などが行われます。
オリエンテーションの最後に、各フロアの紹介などを実施する場合もあります。
これから介護の仕事をするうえで大切な話が聞けるチャンスでもあるため、しっかりと上司などの話を聞くようにしましょう。
オリエンテーションの場で緊張感があまりにも伝わらない新人を見ると、上司は少し不安になってしまうものです。もう仕事は始まっているという意識で気を抜かないことが大切です。
配属のフロアで仕事の説明を受ける
オリエンテーションのあとは、配属のフロアで説明を受けながら働くことになります。この際、配属の先輩スタッフへの挨拶も忘れずに行うようにしましょう。
筆者の場合は、入職初日の午後から配属フロアで働きましたが、施設によっては配属フロア自体がまだ確定しておらず、さまざまなフロアを回ったあとで、新人スタッフの適性を判断してから配属フロアを決める場合もあります。
利用者さんに挨拶したりコミュニケーションをとったりする
配属フロアに行ったあとは、仕事の説明を受けるか利用者さんとコミュニケーションをとることが大半になります。しばらくは仕事を覚えながら、利用者さんとのコミュニケーションの時間が多くなります。
入職したての頃は、コミュニケーションやレクリエーションに参加する時間が多く設けられることがあります。しかし、働いてしばらくすると、ほかの仕事が増えて徐々にそのような時間をとるのが難しくなります。
この時間は、利用者さんとの関係を築いたり、理解を深めたりするまたとないチャンスです。コミュニケーションがゆっくりとれる貴重な時期として、大切に捉えておくとよいでしょう。
3.入職初日に押さえるべきポイントは挨拶
入職前の準備も大切ですが、入職初日に好印象を与えられるような立ち振る舞いも大きなポイントとなります。
明るい挨拶ができる新人は、好感を持たれやすいです。ただし、声が大きく元気すぎる挨拶も考えもの。場になじめるような適切な挨拶を微笑んでできると、先輩スタッフも新人スタッフに話しかけやすくなります。
また、先輩スタッフは新人スタッフが職場になじみやすいように気づかぬところで配慮しているものです。話しかけやすい雰囲気をつくっていれば、先輩スタッフも新人スタッフを輪の中に入れやすいでしょう。明るい挨拶は、話しやすさをアピールするチャンスでもあるのです。
4.入職初日に好印象を持つスタッフ
筆者の経験上、入職初日から好印象を持った新人は、きちんと挨拶ができることはもちろんのこと、何事もメモをとって、真剣に上司や先輩スタッフの話を聞く人でした。
メモが必要なのは、介護現場に出てからだけではありません。必要な書類や介護理念など、オリエンテーションの最中でも聞き漏らすことなく、真剣に話を聞く姿勢にやる気を感じたことを覚えています。
オリエンテーションや研修、仕事の説明などは、新人スタッフがより環境になじみやすいように施設側が配慮して用意した場でもあります。
それを踏まえ、一生懸命なじもうとしている姿を見ると、先輩スタッフは、新人スタッフとこれから仕事を一緒にしていくことに安心感を覚えます。
5.入職初日の緊張を和らげるために準備をしっかりと行おう!
入職初日の緊張は仕方のないことです。誰しも新人時代は緊張し、それを乗り越えて成長しています。緊張をまずは受け入れ、それを緩和するための事前準備をしっかりと行いましょう。完璧でなくても、一生懸命な姿勢を見ている先輩スタッフや利用者さんは必ずいるものです。
入職時の緊張をぜひ乗り越えて、自分にしかできない介護ケアを、思う存分に提供していっていただけたらと思います。
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