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高齢者レクリエーション 高齢者レクリエーションのノウハウ 2022/06/17

高齢者のレクリエーションにおすすめの言葉遊び9選!出題例も

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デイサービス・老人ホームといった高齢者施設では、利用者が楽しめるレクリエーションを定期的に開催します。高齢者向けレクリエーションは、頭を使うものと体を動かすものの2つに大別されますが、頭を使うレクリエーションのなかでも、とくに盛り上がるのが「言葉遊び」です。

頭を使うレクリエーションは、基本的に脳の活性化につながるとされていますが、言葉遊びは遊び方によって口腔機能の訓練にもなるため、積極的に取り入れたいレクリエーションとなっています。

そこで今回は、言葉遊びが高齢者のレクリエーションにおすすめの理由と、盛り上がる言葉遊びの例を9つ紹介します。レクリエーションに言葉遊びを取り入れようと考えている担当者は、ぜひ参考にしてください。

1.言葉遊びが高齢者のレクリエーションにおすすめの理由は?

言葉遊びとは、言葉が持っている音や響きを楽しんだり、同音異義語を連想したり、イメージを膨らませて言葉をつなげたりして楽しむ遊びのこと。遊び方やルールが多彩で、少人数でも大人数でも楽しめるのが特徴です。代表的な言葉遊びには、しりとりや回文が挙げられます。

高齢者施設では、定期的に行うレクリエーションとして言葉遊びが取り入れられることが少なくありません。言葉遊びでは、機能訓練に必要な「覚える・思い出す・考える・理解する・伝える」というさまざまな能力が必要となります。そのため、言葉遊びのレクリエーションを楽しみながら、自然に体や脳の働きを活性化させることが期待されています。

実際に、認知症ケアや口腔リハビリを目的に言葉遊びを取り入れている高齢者施設やクリニックもあり、なかには口腔機能が低下した高齢者に向けて、言葉遊びを含む口腔リハビリを行っている歯科クリニックも存在します。

(出典:学園前歯科クリニック「デンタルニュース」

2.高齢者レクリエーションで盛り上がる言葉遊びの例9つ

ひと口に言葉遊びといっても、その種類は多岐にわたります。

限られた種類の言葉遊びをローテーションで楽しむのも良いですが、毎回の言葉遊びレクリエーションが同じような内容になると、利用者は飽きを感じ、盛り上がりに欠ける可能性があります。そのため、レクリエーションの企画担当者は、より多くの言葉遊びを把握しておくことが重要です。

ここからは、高齢者が楽しんで取り組める言葉遊びのレクリエーション例を9つ紹介します。

しりとり

しりとりは、参加者で順番を決めて、「前の人が出した言葉の最後の文字」から始まる言葉を順番に挙げていく遊びです。参加人数を限定しないうえに、誰もが知っている遊びのため、事前に遊び方を説明することなく気軽に取り組める言葉遊びレクリエーションといえるでしょう。

しりとりのなかで最もオーソドックスなのは、出す単語のお題を決めずに順番通りに言葉を挙げていくスタイルですが、「果物」「家の中にあるもの」などとお題を決めてしりとりを楽しむのもおすすめです。ほかにも、言葉ではなく絵でしりとりをしたり(絵しりとり)、空欄を埋めながらしりとりを完成させる穴あきしりとりをしたりなど、さまざまな遊び方があります。

利用者全員がオーソドックスなしりとりに慣れてきたら、テーマを限定したり、しりとりのやり方を変えたりして難易度を上げていくと良いでしょう。

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回文

回文とは、上から読んでも下から読んでも文字の出現する順番が変わらない言葉・文章のことです。高齢者向けレクリエーションでは、回文を考えたり作ったりして遊ぶ言葉遊びも行われています。

とはいえ、回文は誰もが簡単に作れるというものではないため、レクリエーション担当者がさまざまな回文を考えたうえで、「〇〇に当てはまる文字は何でしょうか」とクイズにするのがおすすめです。

回文クイズの例
【難易度低】「〇〇さんてんさいじ」
【難易度中】「〇〇〇〇と小鳥とワニ」
【難易度高】「世の中ね、〇〇か〇〇〇かなのよ」

何度か回文クイズを実施して利用者が回文になじんできたら、みんなで回文を作ってみるのも良いでしょう。一定のルールにそって言葉や文章を考えるという作業は、脳トレにもつながります。

早口言葉

早口言葉とは、正確に発音しにくいような言葉を、早いスピードで間違えずにいう言葉遊びです。口腔機能・嚥下機能が低下してきた高齢者にとっては、楽しんで取り組めるだけでなく口周りの筋肉を鍛える訓練にもなるため、積極的に取り入れたいレクリエーションといえるでしょう。

早口言葉で用いられる文章は、同音が重なって発音しにくい、あるいは発音が混乱してしまうなどの特徴を持っています。

早口言葉の例
●「生麦生米生卵(なまむぎなまごめなまたまご)」
●「新春シャンソンショー(しんしゅんしゃんそんしょー)」
●「あぶりカルビ(あぶりかるび)」
●「マグマ大使のママ、マママグマ大使(まぐまたいしのまま、まままぐまたいし)」

単純に早口言葉を楽しむのではなく、早口言葉大会を開催したり早口言葉リレーをしたりすると、さらなる盛り上がりが期待できます。

アナグラム

アナグラムとは、決まった単語の中にある文字、もしくは無造作に並んだ文字のいくつかを入れ替えて、まったく異なる意味の単語・文章を作るという言葉遊びです。頭の中で文字を入れ替えて別の意味の単語・文章を見つけ出すという作業は、脳機能の活性化につながるといわれています。

レクリエーションとしてアナグラムを取り入れる際は、難易度の低い3文字程度の単語から始めて少しずつ文字数を増やすなど、段階を踏んで行いましょう。難易度が高い場合は、ヒントを出して正解にたどりつきやすくするのもポイントです。

アナグラムの例
●「くさら」
→さくら

●「おけわきなん」
ヒント:冬がないから暖かい!
→おきなわけん

利用者全員がやや難易度の高いアナグラム問題に慣れてきたら、次は利用者自身でアナグラム問題を考えてもらい、お互いに問題を出し合う時間を設けるのも良いでしょう。

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ダジャレ

ダジャレとは、一言一句同じ、あるいは非常に似た音を持つ言葉をかけて楽しむ言葉遊びです。よくできたダジャレは何回聞いても「くすっ」と笑ってしまうため、利用者全員で盛り上がれるレクリエーションといえるでしょう。

施設の職員が、いくつかダジャレを紹介するだけでも盛り上がりますが、利用者自身に想像力を広げてダジャレを考えてもらうのも一案。脳を活性化させるトレーニング、いわゆる脳トレにつながるでしょう。

また、利用者が考えたダジャレを発表し合うのもおすすめです。自分で考えたダジャレが周りに受けたり、褒められたりすれば、よりいっそう笑顔の輪が広がるはずです。

穴埋め

穴埋めとは、縦に読んでも横に読んでも1つの単語として成り立つように、空白となっている真ん中の□に何らかの文字を入れる言葉遊びです(下は矢印に沿って穴埋めを行う言葉遊びの一例です)。基本的には、2文字の単語が完成する形のクイズとなっています。

穴埋めクイズの例

穴埋めクイズの例

ほかにも、有名なことわざの一部を空白にして、空白に入る言葉を当てる「ことわざ穴埋めクイズ」なども存在します。人によっては、遊び方や意味が理解しにくい場合もあるため、事前にきちんと説明するようにしましょう。

介護のみらいラボでは、一般的な穴埋めクイズのほか、ことわざ穴埋めクイズのレクリエーション向け問題も提供しています。PDFをダウンロードしてプリントアウトするだけで問題が準備できるので、レクリエーション担当者の負担が大幅に軽減されるでしょう。

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逆さ文字

逆さ文字とは、上下・左右がバラバラになったひらがなを見て、元がどのような単語だったかを当てる言葉遊びです。あべこべになったひらがなを頭の中できちんと組み立てて、最終的にどういった言葉になるかを考える作業は、脳を活性化させるトレーニング、いわゆる脳トレにつながります。

利用者全員に問題を出して、誰がいちばん早く当てられるかを競うのが一般的ですが、チーム分けをして対抗戦にするのも一つの方法。利用者同士のコミュニケーションが深まり、さらに盛り上がるでしょう。

逆さ文字・鏡文字などはパソコンを使えば簡単に作成できるため、レクリエーション担当者の準備負担も少ないという点も魅力です。

言葉作り

言葉作りとは、五十音のひらがなカードを使って、何らかのテーマに沿った言葉を作る言葉遊びです。基本的にはチーム対抗戦で、より多くの言葉を作れたチームの勝ちとなります。

言葉作りに慣れてきたら難易度を上げて、限られた文字のみを使用するのもおすすめです。ただし、使える文字が少なくなると作れる言葉も少なくなるため、答えに詰まってしまうケースも。そうした場合は、出題者であるスタッフがヒントを出すなどしてサポートするのがポイントです。

ステレオコール

ステレオコールとは、2人以上の職員が同時に話した言葉を聞き分け、両方の言葉を合わせるとどんな単語になるかを当てる言葉遊びです。2人の職員は「せーの」で言葉を発し、制限時間を決めて参加者に答えを発表してもらいます。

ステレオコールは、基本的にチーム対抗戦で実施します。チーム内で「単語を聞き取る役」や「答えを発表する役」など役割を分担してもらうと、団結力がより高まるでしょう。

なお、言葉を発する職員は「大きな声ではっきりと伝える」ことが重要です。濁音が入ると判別しづらくなるため、なるべく濁音のない言葉を選ぶのもポイントとなります。参加者が慣れてきたら文字数を増やすなどして、徐々に難易度を上げていきましょう。

まとめ

高齢者施設で定期的に開催されるレクリエーションでは、言葉遊びが人気です。言葉遊びとは、言葉が持っている音や響きを楽しんだり、同音異義語を連想したり、イメージを膨らませて言葉をつなげたりして楽しむ遊びのことで、脳の活性化や口腔機能の訓練、利用者同士のコミュニケーションの活性化など、さまざまな効果が期待できます。

言葉遊びレクリエーションを利用者に楽しんでもらうには、レクリエーションを企画する担当者やサポートする職員の徹底した準備が欠かせません。事前に言葉遊びレクリエーションの種類を決め、必要な準備をしておきましょう。

「介護のみらいラボ」では、介護業界で活躍する人に向けて日々お役立ち情報を発信しています。レクリエーションの企画現場に役立つ介護レク素材も多数掲載しているので、レクリエーション内容に悩んでいる介護スタッフは、他の記事もぜひご覧ください。

※当記事は2022年3月時点の情報をもとに作成しています

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