社会福祉法人すみれ福祉会

すみれ福祉会に転職した経緯を教えてください。
広島の病院で看護助手として働いていたのですが、終末期の患者さんをケアするうちに「介護の専門知識を身につけたい」と思い、知り合いが教えてくれたすみれ福祉会に転職しました。一度は東京で働いてみたいと思っていた私にとって、職員寮完備の橋場すみれ園は最高の環境です。若手からベテランまで、さまざまな年代のスタッフが働いていて意見を言いやすいし、頑張るスタッフのことをきちんと評価してくれる施設だと思います。

橋場すみれ園は「ユニットケア」と言って、10名程度のグループ(ユニット)ごとに、担当するスタッフがご利用者さんの生活をサポートしています。ご利用者さん一人ひとりの生活スタイルを尊重した介護を行っている点に、ユニットケアの特徴があります。私が担当するユニットは介護度が重めの方が多いのですが、フロアに花を飾ると「きれいね」と言ってくれたり、昔の音楽を流すと口ずさんでくれたりします。私は人の役に立つことが好きなので、ご利用者さんが喜ぶ姿を見るたびにやりがいを感じます。また、ご利用者さんにとって、橋場すみれ園は終の棲家です。お看取りのときには、ご家族や他のスタッフと一緒にご利用者さんが静かにお眠りにつくまでの時間を過ごします。

「フロアにお花を飾りたくて、施設長に相談して予算を組んでもらいました」と、塚迫さん。「認知症のご利用者さんも、生活に彩りを添えると反応してくださったり、昔の思い出話を話してくださいます」。

最初にお話ししたとおり、橋場すみれ園はスタッフの意見を尊重してくれる施設で、私もユニットリーダーとしてさまざまな取り組みを進めてきました。一つひとつは細かなことなのですが、入浴介助の方法を見直したり、ご利用者さんが使いやすい「自助食器」に変更したりしています。介護の仕事は本当に奥が深くて、ご利用者さんをケアしていると「ここを改善したほうが良いかも」と気づくことがよくあります。その都度、ケアマネジャーや相談員、場合によっては施設長に相談しながら、より良い解決法を探っています。

たくさんあるので、そのなかからいくつか紹介します。一つは充実の設備。ベッドセンサーを全室に導入していて、タブレットでご利用者さんの睡眠状態や心拍数などの情報をチェックしています。この機器があるおかげで、夜勤時の負担が一気に減りました。福利厚生に関しては、職員寮がおしゃれなデザイナーズマンションであることや、休みが取りやすいことなどがあります。橋場すみれ園には介護未経験で入職したスタッフがたくさん活躍しているので、同じように「未経験だけれど、介護の仕事に興味がある」という方にもオススメしたいです！

入職後、半年でユニットリーダーに昇格した塚迫さん。ご利用者さん全員の状況を把握し、ユニットに勤務するスタッフと連携を図りながら「ご利用者さんのためにできる支援」を一つひとつカタチにしている。