厚労省「地域共生社会のポータルサイト」公開! 事例や施策情報などの紹介も
厚生労働省は、4月から「地域共生社会のポータルサイト」の公開を始めた。ポータルサイトでは、地域共生社会の実現を目指した全国の取り組み事例や施策の情報などを紹介している。【新井哉】
取り組み事例に関しては、高齢者見守りネットワークや福祉相談窓口などを取り上げている。例えば、東京都大田区で展開されている「おおた高齢者見守りネットワーク」(愛称:みま~も)では、商店街と協同で取り組んでいるサロン事業(みま~もステーション)で、商店街にあるコミュニティ・スペース「アキナイ山王亭」と裏にある「大田区立新井宿児童公園」を拠点に、協賛企業が得意分野を生かした講座を年間430講座開催。包括的・継続的支援を実施していくため、地域包括支援センター、医療・介護・福祉の専門機関などがネットワークを「具体化」してきたことも説明している。
また、ポータルサイトでは、地域住民が抱える課題が複雑化・複合化していることに触れ、「子ども・障がい・高齢・生活困窮といった分野別の支援体制では、複雑・複合的な課題や狭間のニーズへの対応が困難になっている」との現状を説明。社会福祉法の改正で創設された重層的支援体制整備事業を取り上げ、▽包括的相談支援▽参加支援▽地域づくり▽アウトリーチ等を通じた継続的支援▽多機関協同-の事業を一体的に展開することが重要としている。
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出典:医療介護CBニュース
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介護のみらいラボ編集部コメント
介護の地域包括ケアシステムともリンクする「地域共生社会のポータルサイト」を厚生労働省が公開しました。URLはhttps://www.mhlw.go.jp/kyouseisyakaiportal/です。 どういう地域共生社会を国が目指しているのか、東京、岩手、愛知などの地域や法人ごとの取組の例、重層的支援体制整備事業、縦割りでない他分野との連携例なども掲載されています。