第37回 介護福祉士国家試験(2025年)の難易度は?領域別の出題傾向も解説
構成・文/介護のみらいラボ編集部 解説/坪山大亮先生(首都医校)
第37回介護福祉士国家試験の筆記試験が、2025年(令和7年)1月26日(日)に実施されました。受験された皆さま、お疲れ様でした!
本記事では、例年と難易度や出題傾向に変化はあったのか、また科目別の出題傾向について、 首都医校介護福祉学科の坪山大亮先生に解説いただきました。
1.難易度は例年より低い印象
第37回介護福祉士国家試験は、例年と比較して難易度や出題傾向に変化があったのでしょうか?坪山先生に見解をお聞きしました。
2.領域別の出題傾向を解説
用語の理解を確認する問題が多く、試験の難易度は例年より低い印象とのことでした。続いて、各領域別の出題傾向についても解説いただきました。
《こころとからだのしくみ》では、からだのしくみとその生理について広範囲で、専門性の高い内容が問われています。
《介護》では、近年多かったイラスト問題が減っていました。基本の生活支援技術を確認する問題のほか、栄養や環境に関する内容など身体介助以外の内容が出題されています。(坪山先生)
3.第38回試験対策に向けて
最後に、次回の第38回介護福祉士国家試験に向けて、試験対策をするうえで押さえておきたいポイントについてお聞きしました。
初受験時は全員が全パートを受験し、全科目に対する合格基準は現行と同様としていますが、現行のものから3つのパートに分類されるなどの変更点もあります。今後はそれぞれのパートのまとまりの考え方を意識した学習が求められるのではないでしょうか。(坪山先生)
坪山大亮先生
学校法人日本教育財団 首都医校 介護福祉学科
プロフィール ・主な職歴 通所リハビリ、通所介護、訪問介護、放課後デイサービス ・保有資格 介護福祉士、介護支援専門員

首都医校 新宿(西口)駅前徒歩3分(地下街から直結)の救急・看護・歯科・リハビリ・スポーツ・東洋医療・福祉分野まで学べる専門学校。多彩な学科がある環境で、チーム医療に対応するエキスパートを育成。お問合せ:学校法人日本教育財団 首都医校
4.合格発表は3月24日
第37回介護福祉士の合格発表は、令和7年(2025年) 3月24日(月) 14時に予定されています。また、国家試験合格後には、介護福祉士免許登録の申請手続きが必要です。 免許登録をおこなうことで、はじめて介護福祉士として現場で働くことができます。手続きする期限の定めはありませんが、合格後はできるだけ早い時期に免許登録の手続きを行いましょう。
介護のみらいラボでは、合格発表日にこちらの記事にて速報を配信予定です。
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