第26回 精神保健福祉士国家試験(2024年)の難易度は?合格基準点・合格率はどうなる?
構成・文/介護のみらいラボ編集部 解説/澤井勇志先生(大阪医専)
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精神保健福祉士国家試験(2024年/第26回)合格発表|合格率・合格ライン・合格後の手続き
第26回精神保健福祉士国家試験の筆記試験が、2024年(令和6年)2月3日(土)・4日(日)に実施されました。受験された皆さま、お疲れ様でした!
本記事では、前回と難易度に変化はあったのか、また合格基準点や合格率の予想について、大阪医専精神保健福祉士学科の澤井勇志先生に解説いただきました。
1.専門科目はやや難化・共通科目はやや易化
第26回精神保健福祉士国家試験は、前回と比較して難易度に変化があったのでしょうか?澤井先生に見解をお聞きしました。
専門科目においては、なにが問われているのかを頭のなかで整理してから答えを導きだすという「読解力を要する」問題が散見されたことから、やや難化したといえます。また、ふたつまでは選べても、そのどちらかで迷う受験生が多かったのではないかと思います。
共通科目においては、基礎的な知識を問う出題傾向であったため、逆にやや易化したといえます。基本的な制度・援助技術等を問う傾向は変わらず、比較的点数が取りやすい難易度であったと思います。(澤井先生)
2.領域別の出題傾向を解説
難易度については、専門科目がやや難化、共通科目がやや易化という見解でした。合格基準点や合格率は、例年と比較して上下するのでしょうか?予想をお聞きしました。
3.第27回試験対策に向けて押さえておきたいポイント
最後に、次回の第27回精神保健福祉士国家試験に向けて、試験対策をするうえで押さえておきたいポイントについてアドバイスをいただきました。
苦手科目だけ勉強するのではなく、全科目において1点ずつアップさせるイメージで60%以上の点数がとれるよう偏りなく学習するのがポイントです。あきらめることなく絶えず反復を繰り返せば、合格が見えてきます!(澤井先生)
澤井勇志先生
学校法人日本教育財団 大阪医専 精神保健福祉士学科
プロフィール ・主な職歴 社会福士法人たんぽぽひろば 就労継続支援B型事業所 ・保有資格 精神保健福祉士
4.合格発表は3月5日
第26回精神保健福祉士国家試験の合格発表は、令和6年(2024年) 3月5日(火) に予定されています。また、国家試験合格後には、精神保健福祉士免許登録の申請手続きが必要です。 免許登録をおこなうことで、はじめて精神保健福祉士として現場で働くことができます。手続きする期限の定めはありませんが、合格後はできるだけ早い時期に免許登録の手続きを行いましょう。
介護のみらいラボでは、合格発表日にこちらの記事にて速報を配信予定です。
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