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学ぶ 国家試験情報 2024/03/04

#国家試験#精神保健福祉士

【速報】精神保健福祉士国家試験(2024年/第26回)」合格発表|合格率・合格者数・合格後の手続きについて

構成・文/介護のみらいラボ編集部 kokushi_thumbnail_psw.jpg

2024年3月5日(火)午後2時に、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページにて、「第26回精神保健福祉士国家試験」の結果が発表されました。

第26回精神保健福祉士国家試験の受験者数は6,978人、合格者数は4,911人、合格率は70.4%となりました。
合格された皆さま、本当におめでとうございます!

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1.【速報】第26回精神保健福祉士国家試験の合格発表

第26回 精神保健福祉士国家試験結果

2024年3月5日(火)午後2時
公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページ上に掲載されました。

2.合格者数・合格率の推移

合格者数・合格率の推移

精神保健福祉士試験の合格率推移

精神保健福祉士試験の合格率は、例年60%台で推移していましたが、前回の第25回では70%を上回る結果となりました。以下は、過去10年間の合格率の推移です。

合格率 受験者 数 合格者 数
第26回(2024年実施) 70.4% 6,978人 4,911人
第25回(2023年実施) 71.1% 7,024人 4,996人
第24回(2022年実施) 65.6% 6,502人 4,267人
第23回(2021年実施) 64.2% 6,165人 3,955人
第22回(2020年実施) 62.1% 6,633人 4,119人
第21回(2019年実施) 62.7% 6,779人 4,251人
第20回(2018年実施) 62.9% 6,992人 4,399人
第19回(2017年実施) 62.0% 7,174人 4,446人
第18回(2016年実施) 61.6% 7,173人 4,417人
第17回(2015年実施) 61.3% 7,183人 4,402人

参考:精神保健福祉士国家試験の合格発表について第26回第21回

3.合格点・ボーダーラインは?

合格基準は、筆記試験・実技試験ともに、総得点の60%程度とされています。
過去10年間の合格点の推移は以下のとおりです。

合格基準点
第26回(2024年実施) 全科目95点、共通科目免除44点
第25回(2023年実施) 全科目95点、共通科目免除49点
第24回(2022年実施) 全科目101点、共通科目免除47点
第23回(2021年実施) 全科目94点、共通科目免除44点
第22回(2020年実施) 全科目90点、共通科目免除40点
第21回(2019年実施) 全科目87点、共通科目免除41点
第20回(2018年実施) 全科目93点、共通科目免除42点
第19回(2017年実施) 全科目91点、共通科目免除44点
第18回(2016年実施) 全科目86点、共通科目免除42点
第27回(2015年実施) 全科目91点、共通科目免除44点

参考:精神保健福祉士国家試験の合格基準及び正答について(第26回第25回第24回第23回第21回第20回第19回第18回第17回

4.第26回精神保健福祉士国家試験の概要

試験日

令和6年(2024年) 2月3日(土)・4日(日)

試験地

北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県

試験科目

精神保健福祉士国家試験は筆記試験のみです。合格基準は「問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上を得点すること。また、各科目すべてにおいて得点のあること」となっています。試験科目は以下のとおりです。

  • 精神疾患とその治療
  • 精神保健の課題と支援
  • 精神保健福祉相談援助の基盤
  • 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
  • 精神保健福祉に関する制度とサービス
  • 精神障害者の生活支援システム
  • 人体の構造と機能及び疾病
  • 心理学理論と心理的支援
  • 社会理論と社会システム
  • 現代社会と福祉
  • 地域福祉の理論と方法
  • 福祉行財政と福祉計画
  • 社会保障
  • 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
  • 低所得者に対する支援と生活保護制度
  • 保健医療サービス
  • 権利擁護と成年後見制度

受験資格

精神保健福祉士国家試験は誰でも受けられるわけではなく、受験するには一定の要件を満たす必要があります。受験資格を満たすには、4年制大学、短期大学、養成施設などいくつかのルートがあります。

詳細は社会福祉士振興・試験センターのホームページをご確認ください。

5.国家試験合格後におこなうべき手続き

国家試験合格後には、精神保健福祉士免許登録の申請手続きが必要です。 免許登録をおこなうことで、はじめて精神保健福祉士として現場で働くことができます。手続きする期限の定めはありませんが、合格後はできるだけ早い時期に免許登録の手続きをしましょう。

資格登録手続きの流れ、必要事項等の詳細は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「新規登録の申請手続き」より確認できます。

6.精神保健福祉士として就職・転職を成功させるコツ

精神保健福祉士が就職・転職するのにおすすめの時期

介護業界は、年間を通じて求人募集が見られますが、なかでも毎年3月は、思わぬ好条件の求人を狙いやすい時期です。年度末を機に転職する・退職する人が多いのが理由の一つです。
また、精神保健福祉士の国家試験に合格できなかった場合には、残念ながら内定が取り消しになるケースもありえます。逆に、合格者にとっては、不採用となった内定者分の枠を埋める求人に応募できる可能性があります。

また、介護職は、求人募集から採用・入職までの期間が短い傾向にあるのが特徴です。そのため、年度末に就職・転職活動をすれば、試験勉強で培った知識や技術を存分に活かしながら、4月入職者と肩を並べて精神保健福祉士として、自分の力を発揮しやすいでしょう。

>精神保健福祉士の資格がいかせる職場を探す

自分に合った職場を見つけるために

年度末は好条件の求人を狙いやすい時期とはいえ、就職・転職に焦りは禁物です。自分に合った労働環境かどうか十分に見極めなければ、ミスマッチが起こったり、短期離職につながったりしてしまうとも限りません。

せっかく就職が叶っても、短期離職となれば、新たに就職・転職活動を行うための労力がかかってしまいます。精神保健福祉士として、効率的にキャリアを積んでいくためにも、介護職向けの適職診断なども参考にし、自分に合った就職先をしっかり見極めることが大切です。

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