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【今日は何の日?】4月28日=登板前の巨人・金田投手に脅迫電話・神宮球場(1965年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
ちょうど60年前の1965(昭和40)年。登板を直前に控えた読売ジャイアンツの金田正一投手(当時31歳)に脅迫電話がかかってくるという事件が発生。
この日は東京・神宮球場にてセ・リーグ公式戦・国鉄スワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ) vs 読売ジャイアンツの試合がナイターで開催。試合開始直前の夕方5時50分ごろ、神宮球場の事務所に若い女の声で「巨人軍の金田投手を呼び出してほしい」と電話が入りました。
事務所の経理担当女性(25歳)が「今、練習中だから」と言うと、女は「急用だから、どうしても呼んでほしい」と粘ります。事務所の男性が電話を代わると、電話口も若い男の声へと代わり、「家庭に急用ができたから」と言い出し、仕方がないのでグラウンドで練習中の金田投手を呼び出したのです。
金田投手が電話に出ると「(夜)6時20分までに現金100万円を持って、球場隣のボウリング場の噴水の前まで来い。持って来ないと殺すぞ!」と脅迫しました。金田投手が「いま、金持っていない」と断ると、男は「50万円でも良い」と、いきなり半額にまで値引きしつつ電話を切りました。
金田投手はユニフォーム姿のまま、マネージャーとともに自家用車で球場から約80mほど離れた指定場所に行き、夜6時30分ごろ、現場にいた男子学生(18歳)を捕まえ、警視庁四谷署へと連行しましたが、学生は事件とは無関係と判明。球場事務員の女性からの110番通報により、私服の四谷署員7人が夜7時すぎまで指定場所に張り込みましたが、結局、犯人らしき男は見当たらず...。
金田投手の自宅には、さる2月4日から「100万円を出せ」などと書かれた脅迫状が計16通も届いており、警視庁目黒署ではそのうち15通は同一犯からのモノと推測しつつ捜査を進めていました。
なお、球場へと戻った金田投手は9回から登板し、何事もなかったかのように勝利投手に。試合後は「指定された場所に行ったら、若い男がいたので電話の主と思い込んだ。とんだ(人)間違いをして申し訳なかった...」と平謝りしていたそうです。
参照 : 昭和40年4月29日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
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