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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/05/04

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【今日は何の日?】5月4日=プロ・ボクシングの初代全日本ヘビー級王者が決定する(1957年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

68年前の1957(昭和32)年。東京・京橋公会堂にて新設された全日本ヘビー級王座が、中越豊選手(谷島ジム)と片岡昇選手(不二拳闘クラブ)によって争われ、これに勝利した片岡選手が初代の全日本ヘビー級王者に輝きました。

さまざまなプロ格闘技の中でも、最重量となるヘビー級(プロ・ボクシングでは200ポンド=90.72kg以上と規定)こそが"興行の目玉"とよく言われますが、こと日本国内においては骨格や体格的に選手が育ちづらく、常に人材難にあるという弱点がありました。そんな中、大相撲の力士からボクシングに転向した片岡選手には大きな期待が集まっていたのでした。

試合は夜9時30分にゴング。ヘビー級ならではのド迫力の攻防が期待される中、その試合内容は当時の新聞記事で「両選手技量未熟で低調な試合に終始~」と記されてしまいます。10ラウンドの時間切れとなりましたが、4回に右のアッパーカットでカウント7を奪った片岡選手が優勢とあり、片岡選手が判定勝ちで初代ヘビー級王者に輝いたのでした。

ところが問題はこれからでした。片岡選手が王者となったものの、挑戦者が見つからず、いつまで経っても初防戦ができないという事態に陥ります。そのため翌58(昭和33)年1月をもって王座は保留コミッション預かりとなり、ヘビー級王座も日本ランキングも自然消滅してしまったのでした。

全日本ヘビー級王座が復活したのは、56年後のこと。2013年に、K-1から転向した藤本京太郎選手(角海老宝石ジム)が2代目王者に輝くまで、ずっと王座は空位のまま。そして現在もなお、ヘビー級の人材難は続いています。

 参照 : 昭和32年5月5日付の朝日新聞朝刊

      文 / 高木圭介

●この日に起きた他の出来事

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世界最長のTVドラマ『銭形平次』が放送スタート(1966年) 
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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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