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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/05/07

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【今日は何の日?】5月7日=週刊少年キングが休刊 ~ 5大少年週刊誌時代に幕(1982年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

43年前の1982(昭和57)年。『銀河鉄道999』(松本零士作)など数々の人気コミックを世に送り出してきた週刊少年キング少年画報社)が、この日に発売された5月14日号(通算1,007号)で突如として休刊を告知。読者だけでなく、出版業界に大きな衝撃を与えました。

少年キングは老舗の週刊少年マガジン講談社=59年3月創刊)、週刊少年サンデー小学館=59年4月創刊)に次いで63(昭和38)年7月に創刊。『少年忍者部隊月光』(吉田竜夫作)や『柔道一直線』(梶原一騎作・永島慎二画)、『赤き血のイレブン』(梶原一騎作・園田光慶画)、『怪物くん』(藤子不二雄作)、『アパッチ野球軍』(花登筺作・梅本さちお画)、『ワイルド7』(望月三起也作)、『サイクル野郎』(庄司としお作)、『5五の龍』(つのだじろう作)、『銀河鉄道999』など数々の人気作で読者の支持を得てきました。

一時は100万部近い発行部数を誇りましたが、同誌の看板作品であった『ワイルド7』と『サイクル野郎』が79年、『5五の龍』が80年、『銀河鉄道999』が81年に連載終了。この頃の部数は30万部前後にまで落ち込んでおり、発行部数で少年マガジンや少年サンデー、後発の週刊少年ジャンプ集英社=昭和43年7月創刊)、週刊少年チャンピオン秋田書店=昭和44年7月創刊)も含めた、4誌に差をつけられていました。

当時の人気アイドル・松田聖子さんを表紙にした最終号の最終ページには「平素は、私どもの『少年キング』をご愛読頂き、ありがとうございます。すでに、本誌掲載の作品や予告等でお気付きのように、突然ではありますが『少年キング』は、今週号をもって、ひとまず休刊する事となりました――」と、かなりさり気なく、そして唐突に休刊を告知。

この時期、同誌では『まんが道』(藤子不二雄作)、『超人ロック』(聖悠紀作)、『風雲わなげ野郎』(小林よしのり作)などをはじめ、多くの作品が連載中でしたが、どれもかなり強引にストーリーを終わらせていたり、今後の連載で明かされていく内容について、作者がかいつまんで説明するなど、かなり苦しいやりくりが見て取れます。

初期の同誌から『アポロの歌』『ノーマン』『鬼丸大将』などを連載していた手塚治虫さんは休刊の報に「他の漫画雑誌にはカラーがあり、本としては大変いい本だった。いずれ経営が苦しくなるだろう、という感じは漫画家にもあったが、最近はベテランを使って、これこそが漫画だ、という編集方針を打ち出していた矢先だけに、大変残念です」と語っています。

これにて約13年続いた「5大少年週刊誌時代」は終わりを告げ、現在に至るまでマガジン、サンデー、ジャンプ、チャンピオンの「4大少年週刊誌時代」が続いています。

 参照 : 昭和57年5月8日付の読売新聞夕刊

           文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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