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【今日は何の日?】6月27日=日本体育協会がゴールドラッシュに揺れる・お茶の水(1964年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
61年前の1964(昭和39)年。日本体育協会(現・日本スポーツ協会=当時・石井光次郎会長)が東京・お茶の水にあったビルから、渋谷のワシントン・ハイツ跡地に建設中の岸記念体育会館(2019年に解体)へのお引っ越しを控え、時ならぬゴールドラッシュに揺れました......といっても、約100日後に控えた東京オリンピックでの金メダルのことではなく、本物の金銀財宝のゴールドラッシュです。
体育協会では当時、ビルの敷地(約1万平方m)から小判が出るとの噂がまことしやかに流布しており、お金の匂いに敏感な体協役員たちは、にわか目の色を変えていたのでした。
その根拠は「深川の小判海岸(当時、よく小判が発見されていました)の土も、ここの地下鉄工事(体協ビルの地下には営団地下鉄の丸ノ内線と千代田線が通っていました)で運び出されたもの。もともと大久保彦左衛門の屋敷跡。埋蔵小判が出ても不思議ではない」といったもの。1円のお金でも欲しい体協役員たちは、この日まで必死に試掘していたそうな。
話はさらに広まり、渋谷で新館の工事をする建設会社もブルドーザーを提供し、中には電波探知器を持ち込む人まで登場。そんなこんなで地下11mまで掘ってはみたものの、出てきたのは錆びた鉄棒やカワラケばかり...。
結局、"黄金の夢"は雨とともに流れてしまった模様ですが、それでも体協役員たちは「(渋谷に)引っ越した後から(財宝が)出たら、持ち主は誰になるのか?」なんて、まだあきらめがつかない様子。
ちなみにお茶の水の体協ビル跡地は、日立本社ビル(のちに御茶ノ水セントラルビルに改名)となり、それが2010年に解体された後は、2013年に高さ110mの高層複合施設「御茶ノ水ソラシティ」が建っています。
参照 : 昭和39年6月28日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ 警視庁が第三台場で豪快な爆破実験(1952年)
・ 大相撲名古屋場所で幕下力士が塩をまく(1960年)
・ 平成の珍事「t.A.T.uドタキャン事件」が起きる(2003年)
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