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【今日は何の日?】7月23日=東映撮影所のテレビ用スタジオ内部が全焼・練馬区東大泉(1959年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
66年前の1959(昭和34)年。深夜11時40分ごろ、東京・練馬区東大泉町(現・東大泉)の東映東京撮影所(山崎真一郎所長)のテレビ映画用に使用される第二スタジオの録音室から出火。鉄骨モルタル平屋建て(高さ約10m)の同スタジオ495平方mの内部が全焼してしまいました。
東映撮影所の火災は、8年前(1951年)の6月にAスタジオを焼いて以来2度目。東京消防庁ではポンプ車、ハシゴ車など15台を動員して消火にあたりましたが、スタジオの扉を開くと風が入ってしまい、一気に火が燃え広がってしまうため、ハンマーやツルハシで外側の壁を壊しては放水するといった具合で、消火活動は困難を極めました。
ニューフェイスの女優さんが消防車の間を縫って右往左往する中、思わぬ活躍を見せたのが、ちょうど出火時に野外セットで撮影中だった月光仮面(劇場版)のロケ隊でした。深夜の火災に、お手の物であるロケ用ライトを駆使して火元を照らしつつ、大勢の所員が消防隊員とともに消火活動にあたるなど、まさしく電光石火の活躍を見せたそうです。
日をまたいだ7月24日の深夜2時ごろ、ようやく鎮火。不幸中の幸いで火事による負傷者は消火にあたっていた所員が1~2人、かすり傷を負った程度で済みました。
このスタジオは放送が始まったばかりのテレビ映画の撮影用にと、この春に完成したばかり。損害は内部の装置を合わせて約5,000万円にも及びました。
7月24日から同スタジオでの撮影が始まるテレビ映画『わんぱく四銃士』用のセットが、この日の午前中に組まれ、その後は扉なども閉めてあり、火の気はなかったとか。警視庁練馬署で火災の原因を調べていますが、山崎所長は「建物西側配電線から出火しているので、漏電だと思う」と語っていたそうです。
参照 : 昭和34年7月24日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ 異常渇水で東京五輪カヌー選手団が災難(1964年)
・ 米俳優のヴィック・モローが映画撮影中に事故死(1982年)
・ 長岡産の花火3千発がロサンゼルスに向けて出発(1984年)
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介護のみらいラボ編集部コメント
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