【百人一首なぞり書き】秋の歌① 秋の田の かりほの庵の苫をあらみ わが衣手は 露に濡れつつ
構成・文/介護のみらいラボ編集部
歌の意味と作者について
なぞり書き百人一首・秋の歌ではじめに取り上げるのは、天智天皇が詠んだ歌番号1番の一首。歌の意味や作者の解説なども掲載しておきますので、情景や詠み手の思いを感じながら、ゆっくりと文字をなぞってみましょう。
秋の田の かりほの庵の苫をあらみ
わが衣手は 露に濡れつつ
小倉百人一首 歌番号(1番) 天智天皇
歌意
実りの秋。けものに稲を荒らされないように、田んぼのそばにある仮小屋に泊まって番をしているのだけれど......。苫でできた屋根がとても粗末で目も粗いため、中にいる"私"の衣の袖は、屋根から漏れてくる夜露で次第に濡れそぼっていくよ。
ことば
●かりほの庵:農作業のための仮小屋
●苫:すげやかやをむしろのように編んだもの
●衣手:衣の袖のこと
作者
天智天皇(てんぢてんのう):天皇に即位する前の名前は中大兄皇子。中臣鎌足(後の藤原鎌足)とともに蘇我氏を倒して大化の改新をなしとげると、第38代天皇に即位しました。
[参考]
『全訳読解古語辞典 第五版』(三省堂)
『百人一首(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫)
『解説 百人一首』 (ちくま学芸文庫)
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