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高齢者レクリエーション 脳トレ・クイズ 百人一首なぞり書き 2022/04/15

【なぞり書き百人一首】夏の歌① 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山

構成・文/介護のみらいラボ編集部

夏の歌の第1回目にピックアップしたのは、持統天皇の作品。歌意や作者の解説なども掲載しておきますので、情景や詠み手の思いを感じながら、ゆっくりと文字をなぞってみましょう。

夏の歌1.jpg

歌の意味と作者について

百人一首におさめられた夏の歌は意外に少なく、四首しかありません。今回、紹介する持統天皇の歌はそのうちの一つ。「白」という色の爽やかなイメージを使って、夏の訪れを表現した作品となっています。

(はる)すぎて (なつ)()にけらし 白妙(しろたへ)

(ころも)ほすてふ (あま)()()(やま)

小倉百人一首 歌番号(2番) 持統天皇(じとうてんのう)

)

)

歌意

春が過ぎ去って、いよいよ夏の季節がやってきたらしい。夏になると衣を干すという天の香具山に、真っ白な衣が干してあるよ。

ことば

●春すぎて夏来にけらし:旧暦における春は1、2、3月、夏は4、5、6月。「夏来にけらし」は、「夏が来たらしい」という意味

●白妙の:「白妙」は、コウゾなどの木の皮の繊維で織った真っ白な布のことで、「衣」の枕詞

●衣ほすてふ:「てふ」は「といふ」がつづまったもの

●天の香具山:奈良県橿原市にある山で、大和三山の一つ。この山には「天界から降ってきた」という伝説があります

作者

持統天皇(じとうてんのう):天智天皇(てんじてんのう)の第二皇女(こうじょ)で、天武天皇(てんむてんのう)皇后(こうごう)。夫の死後、後継者である草壁(くさかべの)皇子(みこ)が即位を待たずに亡くなったため、皇室史上3人目の女性天皇として即位しました。

[参考]

『全訳読解古語辞典 第五版』(三省堂)
『百人一首(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫)
『解説 百人一首』 (ちくま学芸文庫)

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