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高齢者レクリエーション 脳トレ・クイズ 百人一首なぞり書き 2022/02/16

#冬のレクリエーション

【百人一首なぞり書き】冬の歌① 田子の浦に うちいでて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪はふりつつ

構成・文/介護のみらいラボ編集部

冬の歌の第1回目にピックアップしたのは、山部赤人の一首。雪に飾られた霊峰富士の美しさが詠まれています。。歌意や作者の解説なども掲載しておきますので、情景や詠み手の思いを感じながら、ゆっくりと文字をなぞってみましょう。

冬の歌①.png

歌の意味と作者について

秋の歌に続いては、冬をテーマにした作品を歌番号の順に紹介していきましょう。こちらは、歌番号4番・山部赤人の一首で、雪に飾られた霊峰富士の美しさが詠まれています。

田子(たご)(うら)に うちいでて()れば 白妙(しろたへ)

富士(ふじ)高嶺(たかね)(ゆき)はふりつつ

(

(

小倉百人一首 歌番号(4番) 山部(やまべの)赤人(あかひと)


)

)

)

歌意

田子の浦の眺めのよいところに出て、はるか彼方を見渡してみると、富士山が見える。雄大にそびえる富士山の高い嶺には、いまも真っ白な雪が降り続いているよ。

ことば

●田子の浦:現在の駿河湾西沿岸の呼び名

●うちいでて:「眺めのよい場所に出て」という意味

●白妙の:「真っ白な」の意味

●雪は降りつつ:「雪が絶え間なく降り続いている」という意味

作者

山部赤人(やまべのあかひと):万葉集の代表的な歌人。身分の低い下級役人だったものの、柿本(かきのもとの)人麻呂(ひとまろ)と並ぶ「歌聖」として讃えられ、自然の美しさや清らかさを詠む叙景歌を得意としていました。

[参考]

『全訳読解古語辞典 第五版』(三省堂)
『百人一首(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫)
『解説 百人一首』 (ちくま学芸文庫)

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