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高齢者レクリエーション 脳トレ・クイズ 百人一首なぞり書き 2022/02/03

【なぞり書き百人一首】冬の歌③ 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば

構成・文/介護のみらいラボ編集部

冬の歌の第3回目にピックアップしたのは、源宗于朝臣の作品。歌意や作者の解説なども掲載しておきますので、情景や詠み手の思いを感じながら、ゆっくりと文字をなぞってみましょう。

冬の歌③.png

歌の意味と作者について

冬の歌の3つめは、もの寂しい山里の様子をテーマにした源宗于朝臣の一首です。人の気配が消え、草も枯れ果てて生命の様子が見えなくなった冬の山里。その寂しさや心細さが、しみじみと伝わってきます。

山里(やまざと)(ふゆ)ぞさびしさ まさりける

(ひと)()(くさ)も かれぬと(おも)へば

小倉百人一首 歌番号(28番) (みなもとの)宗于(むねゆき)朝臣(あそん)

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歌意

都とは違って、山里はいつの季節も寂しいけれど、冬になるとその寂しさがいっそう身にしみて感じられるものだ。人は誰も訪ねてこなくなり、草木も枯れてしまうことを思うと。

ことば

●山里は:「は」は他との区別をあらわす言葉で、「都とは違って山里は」という意味

●人目も草も:「人も草もすべての生き物が」という意味。「人目」は「人の訪れ」のこと

●かれぬと思へば:「かれぬ」は、「人目が()れる」と「草が()れる」という2つの意味を兼ねた言葉

作者

源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん):光孝(こうこう)天皇(てんのう)の第一皇子である是忠(これただ)親王(しんのう)の子。三十六歌仙の一人。丹波・摂津・信濃・伊勢などの権守(行政官のこと)をつとめましたが、出世には恵まれず不遇の人生を送ったといわれています。

[参考]

『全訳読解古語辞典 第五版』(三省堂)
『百人一首(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫)
『解説 百人一首』 (ちくま学芸文庫)

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