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高齢者レクリエーション 高齢者レクリエーションのノウハウ 2022/07/14

【8月】高齢者施設のレクリエーションのアイデア8つ

構成・文/介護のみらいラボ編集部 2_0707.jpg

8月の立秋は、暦の上で秋の始まりとされる日です。とはいえ、まだまだ暑い日が続くため、高齢者施設では屋外での活動を控え、室内で過ごす時間が多くなることでしょう。

レクリエーションも室内で行う機会が増えますが、そこで心配になるのが「同じレクリエーションが続いて、マンネリ化しないか?」ということです。レクリエーションのバリエーションを増やし、毎日の生活に変化をつけるためにも、季節のイベントや行事を上手に取り入れてみましょう。

当記事では、8月に最適な高齢者向けレクリエーションの実例を紹介します。暑い時期に体を動かす時の注意点なども解説しておくので、参考にしながら利用者さまが楽しく参加できるレクリエーションを企画してください。

1.8月はどんな月?レクリエーション実施のポイント

8月は1年のうちで最も気温が高くなります。夏祭りや花火大会といった夏らしいイベントが全国各地で開催され、華やかなムードが漂う時期ですが、暑さで体調を崩す方も少なくありません。特に高齢者は、夏バテに注意する必要があります。

夏バテの主な原因は、体内の水分、ミネラル不足による脱水症状や栄養不足です。高齢者の場合、暑さや喉の渇きを感じにくくなっているせいで水分が不足したり、食欲が落ちて栄養が不足しがちになったりするために、夏バテのリスクが高まります。こまめな水分補給や栄養バランスの良い食事を促すことで、しっかりと夏バテ対策を行いましょう。

(出典:全国健康保険協会「8月 夏バテを防ぎ、元気に暑さを乗り切る!」

なお、飲食を伴うレクリエーションでは、食中毒にも気を付ける必要があります。食物の管理や手洗い、消毒には十分気を配り、安全で楽しいレクリエーションにしましょう。

(出典:政府広報オンライン「食中毒予防の原則と6つのポイント」

2.【8月】高齢者施設で実施するレクリエーション8選

8月は記念日やイベントが多く、季節感を楽しんでもらうのに最適な月です。レクリエーションにも夏らしさを取り入れて、利用者さまに心ゆくまで季節を感じてもらいましょう。

ここからは、高齢者施設で盛り上がるレクリエーションを8つ紹介します。高齢者が親しみやすい夏のイベントや行事にまつわるレクリエーションなら、マンネリ化せずに楽しんでもらえるはずです!

山の日

8月11日は山の日、山にまつわる壁画作りのレクリエーションがおすすめです。はさみやペンを用いる工作レクリエーションは、手指のトレーニングになる上に、脳にも良い影響があると言われています。画用紙で作った花火やひまわりの花なども一緒に飾り付けると、さらに季節感が増すでしょう。

日本は「山国」と呼ばれるほど多くの山があるので、以下のような山に関するクイズも盛り上がります。

【問題】日本一低い山は、標高何メートルでしょう。

(1)標高1メートル
(2)標高3メートル
(3)標高5メートル

【正解】(3)標高5メートル
大阪にある「天保山」です。

【問題】山は古くから信仰の対象とされてきましたが、現代でも女性が入山できない山は次のうちどれでしょう。

(1)大峯山
(2)金峯山
(3)浄土山

【正解】(1)大峯山
奈良県にある世界遺産。山伏の修行場であるため、女性は入山できません。

お盆

お盆は、仏教の風習と日本古来の先祖崇拝が結びついて生まれた行事で、この期間には先祖の精霊がこの世に戻ってくるとされています。8月13日の盆の入りに先祖の精霊を迎え、盆明けの8月16日に送り火をたいてあの世に送るのが習わしで、仏壇や縁側にしつらえた盆棚に、なすやきゅうりで作った精霊馬(先祖を送り迎えする乗り物)を飾ります。

お盆の時期には古くからの風習にならって、迎え火や送り火、精霊馬などを準備し、先祖を敬いながら、お盆の思い出話などを語り合うのが良いでしょう。

その際、下記のようなお盆に関する豆知識クイズを出題するのもおすすめです。利用者さまにとって身近な題材をレクリエーションにすると、全員が参加しやすくなります。

【問題】お盆の期間、盆棚や仏壇に飾ると良いとされる植物は何でしょうか。

(1)桃の実
(2)ホオズキ
(3)オシロイバナ

【正解】(2)「ホオズキ」
ホオズキは「鬼灯」とも書き、ご先祖さまが帰ってくる際の道しるべになるそうです。

【問題】「盆の藪入り」と言いますが、「藪入り」とはどんな意味でしょうか。

(1)竹藪に入って竹細工の材料を集めること
(2)健康を願っておたき上げすること
(3)奉公人が暇をもらって実家へ帰ること

【正解】(3)「奉公人が暇をもらって実家へ帰ること」
「嫁にいった娘が親元へ帰る」という意味もあります。

全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)

夏の甲子園は、全国的に知名度の高いイベントです。食堂などのテレビで高校野球中継を流しながら、出身地の思い出話や好きなスポーツについて話す機会を設けると、利用者さま同士のコミュニケーションが促進されます。昔の思い出を言葉にしたり、相手の話を聞いて刺激を受けたりすると、脳の働きが活性化するとも言われているので、介護職員も積極的に声をかけて話を引き出しましょう。

甲子園に関連して、野球ゲームのレクリエーションを実施するのもおすすめです。準備するのは、プラスチック製の安全なバット、ビーチボールなどの軽くて大きいボール、「10点」「20点」とポイントを書いた箱の3つ。バットでボールを打ち、箱に入ったら点が得られます。チーム対抗戦にすると、応援の声が飛び交ってさらに盛り上がるでしょう。

道の日

道の日は8月10日に制定されており、道路の意義や重要性を考える日です。道路や交通に関するレクリエーションを行い、日頃の生活に欠かせない「道」について改めて考えてみましょう。道に関するレクリエーションとしては、道路の豆知識や道路標識のクイズなどがおすすめです。

以下に、道路にまつわる豆知識クイズを紹介するので、出題の参考にしてください。

【問題】一般道での「渋滞」とは時速何キロメートル以下で走行している状態でしょう。

(1)10キロメートル以下
(2)20キロメートル以下
(3)30キロメートル以下

【正解】(1)「10キロメートル以下」
高速道路の場合は、時速40キロメートル以下となります。

【問題】日本で「もっとも短い国道」は全長何メートルでしょう。

(1)約452メートル
(2)約940メートル
(3)約187メートル

【正解】(3)約187m
兵庫県・神戸市にある国道174号線が日本最短。正確には187.1メートルです。

俳句の日

8月19日は俳句の日。俳句を詠むレクリエーションを実施するのがおすすめです。

特別な道具は必要なく、気軽に取り組めるので、初めての方でも楽しく取り組めるでしょう。初心者が多い場合は、ホワイトボードなどに夏の季語を書き出してから始めると親切です。なお俳句は、五・七・五の17音で構成するのが基本ですが、文字数ぴったりに収める必要はありません。

焼肉の日

8月29日は、語呂合わせにより焼き肉の日とされています。肉にはスタミナ増強の効果があると言われているため、肉を使った献立を取り入れて、8月の暑さを乗り切りましょう。その際は、柔らかい部位を使ったり、食べやすい大きさにしたりするなど、食べやすくする工夫も大事です。

また、ホットプレートを準備して利用者さまに肉を焼いてもらう調理レクリエーションも盛り上がります。生肉を使う場合は、よく焼く、あらかじめ火を通すなどして食中毒に注意しましょう。

大勢で楽しめるレクリエーションとしては、以下のようなクイズもおすすめです。

【問題】焼き肉の「カルビ」は、韓国語でどのような意味でしょう。

(1)アバラ
(2)スネ
(3)リブ

【正解】(1)「アバラ」
カルビは部位の名前ではなく、豚のアバラ周辺の肉全般を言います。

【問題】牛には胃が4つあり、すべての胃に名前が付いています。第1の胃は何と呼ばれるでしょう。

(1)ミノ
(2)ハチノス
(3)センマイ

【正解】(1)「ミノ」
第2の胃「ハチノス」、第3の胃「センマイ」、第4の胃「ギアラ」です。

スイカ割り

スイカ割りも8月のレクリエーションにはぴったりです。スイカの周りにビニールシートや新聞紙を敷き、安全面と衛生面に配慮しながら行いましょう。あらかじめスイカに切れ目を入れておくと、割りやすくなります。

本物のスイカ割りが難しい場合は、スイカに見立てたビーチボールを準備し、目隠しをした利用者さまにたたいてもらう「スイカ割りゲーム」がおすすめです。レクリエーションの後は参加者全員でスイカを味わい、夏の雰囲気を楽しんでもらいましょう。

そのほか、スイカの折り紙や工作といったレクリエーションも季節感が出ます。利用者さまの状態を考慮して、最適なレクリエーションを計画してください。

8月の歌レク

歌や音楽のレクリエーションでは、「花火」「海は広いな大きいな」といった夏らしい童謡や、「炭坑節」「東京五輪音頭」などの盆踊りに関係する曲を選ぶと良いでしょう。「アルプス一万尺」は、歌だけでなく手遊びも楽しめるので、山の日にちなんだレクリエーションとしておすすめです。

適度な運動は自律神経を整え、夏バテ予防になると言われているため、夏本番の時期は積極的に手遊び歌や歌体操を実施しましょう。音楽を使って楽しく体を動かすと、ストレスも発散できます。

まとめ

レクリエーションにイベントや行事を取り入れると、より8月らしさを楽しむことができます。8月におすすめのレクリエーションとしては、それぞれのイベントや行事にまつわるクイズの出題をする、俳句を楽しむ、スイカ割りを実施するなどが挙げられます。レクリエーションを通じて夏の雰囲気を味わってもらい、外出しにくい時期にも季節を感じ取ってもらいましょう。

「介護のみらいラボ」では、四季のレクリエーション情報を数多く扱っています。利用者さまの満足度が高いレクリエーションを実施したい方は、ぜひ参考にしてください。

※当記事は2022年6月時点の情報をもとに作成しています

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