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高齢者レクリエーション 高齢者レクリエーションのノウハウ 2023/04/07

#6月のレクリエーション#夏のレクリエーション

【6月】梅雨に実施したい高齢者レクリエーションのアイデア7選

構成・文/介護のみらいラボ編集部 thumbnail.jpg

高齢者向け施設では、利用者さんの趣味活動の推進やリフレッシュを目的に、定期的にレクリエーション活動が実施されます。レクリエーション活動には屋外で行うものと屋内で行うものがありますが、梅雨の時期は利用者さんの安全と体調を考慮し、屋内での実施が基本となります。

ただ、屋内レクリエーションが続くと、「企画がネタ切れになりそう」と心配になる介護職員の方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、梅雨に実施したい高齢者レクリエーションのアイデアを6つ紹介します。記事の最後では、実施の際の注意点も紹介しますので、梅雨のレクリエーション活動について頭を悩ませている介護職員の方は、ぜひご覧ください。

1.梅雨とは?

梅雨というのは、晩春から夏にかけての1カ月~1カ月半程度の期間、雨の日やくもりの日がつづく気象現象のことです。地域やその年によって具体的な梅雨の期間は異なるものの、関東地方の場合は6月初旬に梅雨入りし、7月中旬~下旬に梅雨明けとなるケースが多いようです。なお、梅雨入り・梅雨明けは、気象情報に基づいて気象庁が発表します。

ところで、梅雨の時期はなぜ雨の日が続くのでしょうか。その理由は「梅雨前線」にあります。北の冷たいオホーツク海気団と、南の暖かい小笠原気団が日本列島付近でぶつかると、気団の境目に「前線(冷たい空気と暖かい空気の境目のこと)」が発生します。そして、2つの気団は勢力が同じくらいのため、どちらにも動けず同じところに停滞し続けます。

これがいわゆる梅雨前線で、梅雨前線の付近では雲が多くなるため、結果的に長雨やぐずついた天気が多くなるのです。

2.梅雨時も元気に!6月の高齢者レクリエーションのアイデア

梅雨の時期は全国的に天気の悪い日が続くため、高齢者向け施設でのレクリエーション活動は、基本的に屋内で行うことになります。

しかし、じめじめとして気分が滅入りやすい梅雨時だからこそ、利用者さんが楽しく過ごせるようなレクリエーションを提供したいですよね! 室内で楽しむレクリエーション活動には、集中して楽しむ工作レクリエーションや、参加者みんなで楽しむクイズレクリエーションなど、さまざまなパターンがあります。

下記は室内で楽しめるレクリエーション活動の一例です。

●てるてる坊主作り
●アジサイの折り紙・工作
●カエルの折り紙・工作
●カタツムリの折り紙・工作
●梅雨に関するクイズ
●雨にまつわる歌


ここからは、上に挙げた各レクリエーションアイデアの詳細や実施方法、実施のメリットなどについて詳しく紹介します。梅雨のレクリエーション企画に悩む介護職員の方は、参考にしてください。

てるてる坊主作り

天気が良くなることを祈って作る「てるてる坊主」は、高齢者にもなじみ深い風習です。雨の日が続く梅雨時には、てるてる坊主作りをレクリエーション企画に取り入れてみましょう。

<準備するもの>

●ティッシュ
●布
●輪ゴム・ゴム・ひも
●ペン
●リボン・シール・毛糸 など


ティッシュと布は多めに準備しておくと良いでしょう。リボンやシールなどは飾り付けに使用します。

<レクリエーションの流れ>

(1) ティッシュを丸めて布で覆う
(2) 丸めたティッシュのすぐ下を、輪ゴムやゴム、ひもで結ぶ
(3) てるてる坊主の頭の部分にペンで顔を描く
(4) リボン・シール・毛糸などを使って飾り付けをする

てるてる坊主はティッシュと輪ゴムだけで簡単に作ることもできますが、ティッシュのみで作成したてるてる坊主は耐久性が低く、湿気の多い梅雨時にはあまり向きません。レクリエーションで作成したてるてる坊主を一定期間飾るのであれば、耐久性に優れた布を使用するのがおすすめです。

アジサイの折り紙・工作

折り紙や画用紙を使って作る「アジサイ」の折り紙・工作は、梅雨時の高齢者レクリエーションにぴったりです。折り紙を折ったり、画用紙をちぎったりするので手先の機能訓練にもなるでしょう。

<準備するもの>

●折り紙
●画用紙
●のり
●はさみ


折り紙でアジサイを折るだけの場合は、画用紙やのり、はさみは必要ありません。折り紙で作ったアジサイを壁に展示したり、ちぎり絵などの工作を行ったりする場合は、画用紙、のり、はさみなどを用意してください。

なお、ちぎり絵に取り組む際は、アジサイの線画を用意しておき、線画に沿ってちぎった折り紙を貼るといいでしょう。

<レクリエーションの流れ>

(1) 折り紙を使ってアジサイを作る(折り方
(2) (1)のアジサイを画用紙に貼る。もしくは、はさみなどでちぎった折り紙を、アジサイの形になるようにのりで画用紙に貼っていく

1人で1つの作品を作るのではなく、レクリエーションの参加者全員で1つの作品を作るのもおすすめです。全員で協力して完成させることで、大きな達成感ややりがいを感じてもらえるでしょう。

カエルの折り紙・工作

雨の日によく見かける「カエル」をモチーフにした折り紙・工作も、梅雨時にぴったりのレクリエーション活動です。アジサイの折り紙・工作と同様、個別に作るのはもちろん、全員で協力して工作を楽しむのも良いでしょう。

<準備するもの>

●折り紙
●画用紙
●のり
●はさみ


カエルと聞くと緑色をイメージしがちですが、緑色にこだわる必要はありません。あえていろいろな色の折り紙を準備し、利用者さんの好きな色の折り紙で作ってもらいましょう。

<レクリエーションの流れ>

(1) 折り紙を使ってカエルを作る(折り方
(2) (1)のカエルを画用紙に貼る。もしくは、折り紙をはさみなどで適切な形にちぎり、カエルの形になるようのりで画用紙に貼っていく

カエルの折り方は、アジサイよりも少し難しいので、手指の機能が低下した利用者さんが多い場合は、ちぎり絵がおすすめです。また、カエルとアジサイの折り紙・工作を同時に行うと、季節をより強く感じられるのでおすすめです。

カタツムリの折り紙・工作

カエルと同様、「カタツムリ」も雨の日によく見かける生き物です。梅雨時の高齢者レクリエーションには、カタツムリの折り紙・工作を取り入れてみてはいかがでしょうか。

<準備するもの>

●折り紙、もしくは色付き画用紙
●ペン
●はさみ


アジサイ、カエルと同じように、折り紙でカタツムリを作る方法はたくさんあります。今回はそのなかから、カタツムリの一番の特徴である「渦を巻いた殻」を立体的に表現する折り紙・工作の手順を紹介します。

<作り方>

(1) 折り紙、または画用紙を、2cm程度の幅になるよう細長くカットする
(2) (1)の折り紙、または画用紙の先端をVの字の形に切り抜いて、先端にペンでカタツムリの目を描く(さらに口を描いてもOK)
(3) (2)で目を描いた反対側から、紙をペンにくるくると巻き付けていく
(4) 数秒置いて紙が丸まった状態をキープできるようになったら、ペンを抜き取って完成

(3)(4)でペンに巻き付けた部分が、カタツムリの殻を表しています。上記の手順にひと手間加えて、カラーペンなどで殻の部分に自由に柄を描いてもらうのも良いでしょう。

上記の方法のほかにも、カタツムリの顔と胴体部分を画用紙で作り、殻の部分に半分の高さにカットした紙コップを使うという方法もあります。

梅雨に関するクイズ

梅雨時に高齢者レクリエーションを行うなら、梅雨に関するクイズもおすすめです。クイズレクリエーションは、脳機能の活性化も期待できます。

ここでは梅雨に関するクイズの例題を2つ紹介しましょう。

問題 梅雨の時期にみのる実を使って作る、日本の伝統的な食べ物とは?
答え 「梅干し」

問題 てるてる坊主を作ったときに唱える「てるてる坊主、てる坊主」の言葉の後にはなんと続く?
答え 「あした天気になあれ」

クイズレクリエーションは、レクリエーション担当者が問題を出し、利用者さんがそれに答えるというのがオーソドックスなスタイルです。ただし、同じようなクイズばかりだと利用者さんが飽きてしまうかもしれません。そのような場合に備えて、雨やアジサイ、カタツムリなど、梅雨をイメージさせるモチーフの間違い探し問題や、塗り絵を用意しておくと良いでしょう。

雨にまつわる歌

雨やくもりの日が続いて、憂うつになりがちな梅雨時には、雨にまつわる歌で音楽レクリエーションを楽しむのもおすすめです。

●「あめふり」(童謡)
●「かたつむり」(童謡)
●「かえるのがっしょう」(童謡)
●「長崎は今日も雨だった」(内山田洋とクール・ファイブ)


梅雨時の高齢者レクリエーションで歌う歌は、誰もが知っている童謡をメインに、参加者の年齢層に適した「懐かしい曲」を選ぶと盛り上がるでしょう。みんなで一緒に歌って楽しむのはもちろん、「かえるのがっしょう」でおなじみの輪唱にチャレンジするのもおすすめです。

暑中見舞い作り

1950年6月15日に、当時の郵政省が「暑中見舞用郵便葉書」を発売したことにちなみ、6月15日は「暑中見舞いの日」に定められています。実際に暑中見舞いを出すのは、7月7日ごろから8月7日ごろまでの約1カ月間とされていますが、6月中に暑中見舞い作りをしておくのも良いでしょう。

はがきに絵を描く方法は、水彩画や消しゴムはんこ、野菜スタンプやマスキングテープなどさまざま。利用者さんの好みに合わせて、自由に描いてもらいましょう。牛乳パックを使用して、手すきのはがきを作るのも一案です。

3.梅雨にレクリエーションを実施する際の注意点

梅雨にレクリエーションを実施する際は、下記の点に注意しておきましょう。

●食中毒(飲食を伴うレクリエーションの場合)
暖かく、湿気が多い梅雨時は、雑菌が繁殖しやすい時期でもあります。そのため、飲食を伴うレクリエーションを行う場合は、食中毒に注意する必要があります。原因菌を少しでも付着させないよう、調理の際はこまめに手や調理器具を洗うようにしましょう。

また、テーブルに出してから時間が経った料理や、変色し始めている食べ物などは、絶対に食べないようにしてください。

(出典:全国健康保険協会「6月 暑い季節に欠かせない食中毒対策!」

●熱中症・脱水
梅雨の時期は湿度が高く、汗をかいても蒸発しにくい状況です。また、季節の変わり目で体温調節もしにくくなっています。加えて、高齢者は感覚機能が低下しているため、のどが渇いていても自覚しにくくなっている可能性があります。

そのため梅雨の時期は、室内であっても、熱中症や脱水に注意しておかなければなりません。レクリエーションの最中はこまめに水分補給を促したり、一人ひとりの利用者さんの顔色をチェックしたりすることで、熱中症・脱水対策を徹底しましょう。

(出典:厚生労働省「「健康のため水を飲もう」推進運動」

まとめ

有料老人ホームやデイサービスなどの高齢者向け施設では、定期的にレクリエーション活動が行われます。レクリエーション活動は外出して実施するものもありますが、雨の日が続く梅雨の時期は、屋内でのレクリエーションが基本となります。

屋内レクリエーションは、屋外に比べて季節を感じにくい傾向にあります。だからこそ、梅雨の時期ならではのテーマを選んで、利用者さんに少しでも季節を感じてもらえる工夫をすると良いでしょう。たとえば、アジサイ、カエルなどをモチーフにした折紙・工作レクリエーションは季節感がある上に、みんなで楽しめて手指の機能訓練にもなります。

「介護のみらいラボ」では、介護業界で働く方に向けたお役立ち情報を日々発信しています。高齢者向け介護レク素材も多数掲載していますので、企画担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

※当記事は2022年5月時点の情報をもとに作成しています

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