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社会福祉法人同愛会

職員インタビュー

社会福祉法人同愛会 業務執行理事
斎藤 喜美夫さん

1994年入職。支援員として現場で働きつつ多くの作業所やグループホームを開設した後、同愛会のさまざまな施設で所長を歴任。2021年から現職。法人運営や業界振興における多くの場面でリーダーとして活躍している。来年度から始める新事業の責任者も務める。

「当事者」として地域を開拓し、利用者さん一人ひとりの人生設計を応援

貴法人の特色を教えてください。

私たち同愛会は、今でこそ「サービス活動収益」が約100億となる神奈川県でも屈指の社会福祉法人ですが、昭和53年(1978年)のスタート時には幸陽園という1つの授産施設だけでした。昭和50年代といえば、知的障がいがある方の支援がまだまだ整っておらず、とくに軽度の方は義務教育を終えたら基本的には働くしか選択肢のない時代です。低賃金できつい仕事をさせる搾取も見られたため、現理事長が横浜市と一緒に幸陽園を改革し、地域で結束した他の事業所も加わり発足したのが社会福祉法人同愛会の始まりです。       
その後、幸陽園の皆さんの「働くだけでなく、自分たちが安心して暮らせる場所がほしい」という声に応えてグループホームを開設。この機に障がいのある方々の自治会を立ち上げ、身近な職員が一緒になって「この方にはこんな暮らしがいい」「こんな仕事が向いている」と、次々に地域を開拓していきました。私も支援員として働きながら、作業所からグループホームまで複数の事業所の立上げに関らせていただきました。
次第に障がい児や高齢者にも支援が広がり、今では施設の数は100近くと数え切れないほど。グループホームもさまざまな地域にあり、とくに横浜市では80か所を超え、市のグループホームの10分の1を占める規模感となっています。

成り立ちからして地域に根ざし、発展されてきたのですね。

福祉事業を行う法人の支援のあり方は、大きく2つに分かれると思います。1つはサービスを提供する、いわゆる「お客さま」として扱う方向、もう1つは職員が利用者さんと一緒に人生設計を考える、「当事者」としての関わり方です。当法人はその理念に「人生(存在)への支援・援助」を掲げる通り、はっきりと後者です。もちろん必要なケアは行いますが、それ以上に利用者さん一人ひとりの望ましい人生の実現を重視しています。たとえば、働く意欲がある方なら、自立就労が難しい方であっても、職員が一緒に働く形を企業などに提案。実際に卸売市場やリサイクル工場などで皆さんいきいきと活躍されています。施設内の作業に留まらず、積極的に外に出て交流する姿勢も特色です。

新事業「芹が谷やまゆり園」の運営にともない、広く職員を募集する

今回のスタッフ募集の背景を教えてください。

来年度(2023年4月)から、神奈川県の知的障がい者施設「芹が谷やまゆり園」の指定管理者を、もう1つの社会福祉法人との連合体で任されることになりました。これは日本で初めての試みです。同施設は「津久井やまゆり園」の後継施設として2分割された新しい施設のうちの1つで、それでも規模が大きいため、当法人から60名~70名の職員を出す予定です。これに伴い、当法人の全施設において職員を募集します。また、最初から「芹が谷やまゆり園」に勤務していただくこともあります。「芹が谷やまゆり園」でも、当法人の理念に基づき、利用者さんたちが今まで以上に地域に根ざして暮らせるよう力を尽くします。

法人としてどのような人材を求めていますか。

どの対人援助職でもそうですが、とりわけ障がい者福祉の場合は資格云々より、「人間関係に尽きる」と言っても過言ではありません。人が好き、人と関わりその役に立ちたい、という方であれば、未経験者歓迎はもちろん条件は一切なし。教育研修制度が充実しているので、必要な知識やスキルは入職後に十分身に付きます。サービス管理責任者をはじめ、取得して役立つ資格の費用も法人が全額負担します。福利厚生については退職共済に2件加入していますので、30年以上勤めると概ね2千万円を越えることも魅力かと思います。当事者意識をもって利用者さん一人ひとりの人生を一緒に考えるには、長く働きやすい環境が大切との思いから、職員の皆さんを手厚く支えています。

社会福祉法人同愛会

所在地 神奈川県横浜市保土ヶ谷区上菅田町金草沢1749
設立 1978年3月
企業の特色

「人生(存在)への支援・援助」を法人理念として掲げ、横浜市・川崎市・東京都にて障がいのある方々の人生そのものに寄り添った支援をしている。

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