第36回 社会福祉士国家試験(2024年)の難易度は?合格点予想も
構成・文/介護のみらいラボ編集部 解説/大谷明弘先生(名古屋医専)
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社会福祉士国家試験(2024年/第36回)合格発表|合格率・合格ライン・合格後の手続き
第36回社会福祉士国家試験の筆記試験が、2024年(令和6年)2月4日(日)に実施されました。受験された皆さま、お疲れ様でした!
本記事では、前回と難易度に変化はあったのか、また合格ラインの予想について、名古屋医専社会福祉士学科の大谷明弘先生に解説いただきました。
1.比較的解きやすい問題が多かった
第36回社会福祉士国家試験は、前回と比較して難易度や出題傾向に変化があったのでしょうか?大谷先生に見解をお聞きしました。
その理由として、単語の意味を問う問題が11問から22問に増加した点、事例問題が29問から38問に増加した点が挙げられます。
また、「ふたつ選べ」の選択肢は、昨年度と同様に20問でしたが、今年の特徴として、「ふたつ選べ」に下線が引かれていました。従って、基本事項を確実に習得できていた受験生は、80%程度は得点できる内容だったのではないでしょうか。(大谷先生)
2.合格点は若干上昇の可能性も?
今回は、比較的解きやすい問題が多かった印象という見解でした。合格ラインは前年と変化があるのでしょうか?予想をお聞きしました。
3.内容や問題数が変わる次回試験。受験対策は?
最後に、次回の第37回社会福祉士国家試験に向けて、試験対策をするうえで押さえておきたいポイントについてアドバイスをいただきました。
受験対策としては、これまでと同様に過去問を中心とした基本事項の網羅的習得と、これらを活用する応用力の強化が大切です。
加えて、将来、社会福祉士になるうえでも欠かせないのが、日頃から現代社会の動向や時事問題に関心を持つことです。(大谷先生)
大谷明弘先生
学校法人日本教育財団 名古屋医専 社会福祉士学科
主な職歴
介護老人保健施設の支援相談員(社会福祉士)、介護認定審査会委員
保有資格
社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員
お問合せ:学校法人日本教育財団 名古屋医専
4.合格発表は3月5日
第36回社会福祉士国家試験の合格発表は、令和6年(2024年) 3月5日(火) に予定されています。また、国家試験合格後には、社会福祉士免許登録の申請手続きが必要です。 免許登録をおこなうことで、はじめて社会福祉士として現場で働くことができます。手続きする期限の定めはありませんが、合格後はできるだけ早い時期に免許登録の手続きを行いましょう。
介護のみらいラボでは、合格発表日にこちらの記事にて速報を配信予定です。
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