2022年「精神保健福祉士国家試験(第24回)」合格発表|合格者数や合格率、合格後の手続きについて

▼2023年(第25回)の合格速報はこちら
2023年「精神保健福祉士国家試験(第25回)」の合格発表
2022年3月15日(火)午後2時に、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページにて、「第24回精神保健福祉士国家試験」の結果が発表されました。
第24回精神保健福祉士国家試験の受験者数は6,502人、合格者数は4,267人、合格率は65.6%となりました。
合格された皆さま、本当におめでとうございます!
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1.第24回精神保健福祉士国家試験の合格発表は3月15日(火曜日)
第24回 精神保健福祉士国家試験結果
2022年(令和4年)3月15日(火)午後2時
公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページ上に掲載されます。
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2.精神保健福祉士国家試験 過去の合格者数・合格率の推移
過去5年間の合格者数・合格率の推移

[2022年・第24回]
受験者数6,502人、合格者数4,267人、合格率は 65.6%
[2021年・第23回]
受験者数6,165人、合格者数3,955人、合格率は64.2%
[2020年・第22回]
受験者数6,633人、合格者数4,119人、合格率は62.1%
[2019年・第21回]
受験者数6,779人、合格者数4,251人、合格率は62.7%
[2018年・第20回]
受験者数6,992人、合格者数4,399人、合格率は62.9 %
[出典]
第23回精神保健福祉士国家試験合格発表
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3.第24回精神保健福祉士国家試験の合格点は?
事前に公益財団法人社会福祉振興・試験センターが掲載していた、精神保健福祉士の合格基準は以下のとおりです。
②. ①を満たした者のうち、試験科目16科目群([注2]の該当者は5科目群)すべてにおいて得点があった者
- [1]精神疾患とその治療
- [2]精神保健の課題と支援
- [3]精神保健福祉相談援助の基盤
- [4]精神保健福祉の理論と相談援助の展開
- [5]精神保健福祉に関する制度とサービス、精神障害者の生活支援システム
- [6]人体の構造と機能及び疾病
- [7]心理学理論と心理的支援
- [8]社会理論と社会システム
- [9]現代社会と福祉
- [10]地域福祉の理論と方法
- [11]福祉行財政と福祉計画
- [12]社会保障
- [13]障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- [14]低所得者に対する支援と生活保護制度
- [15]保健医療サービス
- [16]権利擁護と成年後見制度
- [注1]配点は、1問1点の163点満点
- [注2] 精神保健福祉士法施行規則第6条の規定による試験科目の一部免除を受けた受験者にあっては、配点は、1問1点の80点満点
[出典]
精神保健福祉士国家試験合格基準
4. 第24回精神保健福祉士国家試験 概要
試験期日 | 2022年(令和4年)2月5日(土)及び6日(日) |
---|---|
試験地 | 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県 |
試験科目
(1)人体の構造と機能及び疾病
(2)心理学理論と心理的支援
(3)社会理論と社会システム
(4)現代社会と福祉
(5)地域福祉の理論と方法、
(6)社会保障
(7)低所得者に対する支援と生活保護制度
(8)福祉行財政と福祉計画
(9)保健医療サービス
(10)権利擁護と成年後見制度
(11)障害者に対する支援と障害者自立支援制度
(12)精神疾患とその治療
(13)精神保健の課題と支援
(14)精神保健福祉相談援助の基盤
(15)精神保健福祉の理論と相談援助の展開
(16)精神保健福祉に関する制度とサービス
(17)精神障害者の生活支援システム
※社会福祉士は、申請により(1)から(11)が免除されます。
受験料
一般受験者 | 24,140円 |
---|---|
同時受験者(※1) | 19,520円(※2) |
科目免除者 | 18,820円 |
※1 同時受験者:精神保健福祉士と社会福祉士を同時に受験する場合
※2 精神保健福祉士19,520円+社会福祉士16,840円=合計36,360円
今回の国家試験より、受験手数料の引き上げが行われました。理由としては、新型コロナウイルスの感染対策によるスタッフの増員、会場の増設といわれています。
また介護福祉士、社会福祉士も同様に受験料が値上げされています。
過去の受験料との比較は、こちらの記事を参考にしてください。
5.国家試験合格後におこなうべき手続き
国家試験合格後には、精神保健福祉士免許登録の申請手続きが必要です。 免許登録をおこなうことで、はじめて精神保健福祉士として現場で働くことができます。手続きする期限の定めはありませんが、合格後はできるだけ早い時期に免許登録の手続きをしましょう。
資格登録手続きの流れ、必要事項等の詳細は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのホームページより確認できます。
>>公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「新規登録の申請手続き」
6.精神保健福祉士として就職・転職を成功させるコツ
6-1.精神保健福祉士が就職・転職するのにおすすめの時期
介護業界は、年間を通じて求人募集が見られますが、なかでも毎年3月は、思わぬ好条件の求人を狙いやすい時期です。年度末を機に転職する・退職する人が多いのが理由の一つです。
また、精神保健福祉士の国家試験に合格できなかった場合には、残念ながら内定が取り消しになるケースもありえます。逆に、合格者にとっては、不採用となった内定者分の枠を埋める求人に応募できる可能性があります。
また、介護職は、求人募集から採用・入職までの期間が短い傾向にあるのが特徴です。そのため、年度末に就職・転職活動をすれば、試験勉強で培った知識や技術を存分に活かしながら、4月入職者と肩を並べて精神保健福祉士として、自分の力を発揮しやすいでしょう。
6-2.自分に合った職場を見つけるために
年度末は好条件の求人を狙いやすい時期とはいえ、就職・転職に焦りは禁物です。自分に合った労働環境かどうか十分に見極めなければ、ミスマッチが起こったり、短期離職につながったりしてしまうとも限りません。
せっかく就職が叶っても、短期離職となれば、新たに就職・転職活動を行うための労力がかかってしまいます。精神保健福祉士として、効率的にキャリアを積んでいくためにも、介護職向けの適職診断なども参考にし、自分に合った就職先をしっかり見極めることが大切です。
7. 第24回の試験総評と第25回に向けての対策
第24回精神保健福祉士国家試験の難易度や出題傾向、第25回に向けての対策方法について、名古屋医専の安達明俊先生に解説していただきました。
第25回に向けて必要と思われる対策としては、教科書で学んだ重要な語句や用語、精神保健福祉士としてしっかりと理解しておくべき制度、法律など、基本事項をしっかりと押さえていることが重要となるでしょう。また、事例問題に関しては、精神保健福祉士として支援をするにはどのような社会資源と結びつけることができるかなど、考察する力を高めることも必要になると思われます。そのためには、過去問題を繰り返し解き、反復して学習することが合格への近道になるでしょう。
※3/14取材時点の内容です
安達明俊先生
学校法人日本教育財団 名古屋医専 精神保健福祉士学科
プロフィール
主な職歴
・医療法人梨香会秋元病院医療相談室
・東京福祉大学社会福祉学部助手
保有資格
・精神保健福祉士
名古屋医専
名古屋駅前、徒歩3分の救急・看護・歯科・リハビリ・スポーツ・東洋医療・福祉分野まで学べる専門学校。多彩な学科がある環境で、チーム医療に対応するエキスパートを育成。 お問合せ:学校法人日本教育財団 名古屋医専
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