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高齢者レクリエーション 高齢者レクリエーションのノウハウ 2022/05/30

高齢者施設で人気のイベント9選とおすすめのレクリエーション

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老人ホームやデイサービスセンターなどの高齢者施設で行われるイベントは、利用者にとって大きな楽しみです。企画を担当する職員は、事前にイベントについての知識を身に付けておくとよいでしょう。

レクリエーションを企画する際は、利用者の状況を考慮して、より多くの人が参加できるような工夫が必要です。

当記事では、高齢者施設で行われるイベント・行事の目的や代表的なイベントの概要、おすすめレクリエーションを紹介します。高齢者施設でイベント開催を計画する人は、ぜひ参考にしてください。

1.高齢者施設で行われるイベント・行事とは?

多くの高齢者施設では、季節ごとにさまざまなイベント・行事が行われます。お正月やひな祭りといった日本の伝統行事だけでなく、バレンタインデーやクリスマスなど、海外発祥のイベントを取り入れる場合もあるでしょう。

イベント・行事の当日は、室内の飾りつけや食事のメニューがいつもと違ったり、特別なレクリエーションを行ったりすることもあります。そして、普段と違った新鮮な体験は利用者にとってよい刺激になり、脳の活性化が期待できるといわれます。

また、利用者や施設職員と地域の人々とのコミュニケーションを図る絶好の機会になることも、高齢者施設でイベント・行事が行われる理由の一つとなっています。

2.高齢者に喜ばれるイベントとレクリエーション

高齢者施設のイベントを実施する際は、当日に取り組むレクリエーションを事前に決めて準備しておく必要があります。利用者の人数や状況に合わせて、より多くの人が楽しめるイベントを計画しましょう。

ここでは、高齢者施設で行われる代表的なイベントとレクリエーションを紹介します。

節分

節分は季節の分かれ目を意味しています。昔から季節の変わり目には邪気が生じやすくなるといわれており、邪気を払う行事として節分に豆まきが行われるようになりました。

高齢者施設の節分イベントでは、鬼のかっこうをした職員に豆を投げて追い払うレクリエーションがおすすめです。座った状態でも豆を投げることができるので、多くの利用者が参加できます。

ただし、本物の豆を使うと利用者の誤嚥・窒息の恐れがあるため、状況に応じて新聞紙を丸めて豆に見立てたり、豆のかわりにボールを使ったりして安全確保に努めましょう。

●関連記事:「節分」の塗り絵カレンダー

お花見

春のお花見は、外出の機会が少ない高齢者施設でとくに人気のイベントです。敷地外に出かけてお花見をする際は、十分な時間をかけて安全確認や下見を行いましょう。

外出が難しい利用者がいる場合は、敷地内に咲く季節の花を楽しんだり、切り枝の桜を観賞したりするのもおすすめです。移動時間が少なくて済む分、室内のレクリエーションと組み合わせて計画することができますよ。

お花見イベントには、行事食を作るレクリエーションがおすすめです。ご飯を使ったお花見団子を作るなど、安全性に配慮したレシピを用意しましょう。

●関連記事:「お花見」の間違い探し

七夕・夏祭り

七夕は7月の代表的なイベントで、ササを用意して願い事を書いた短冊を飾るのが一般的です。工作レクリエーションとして、短冊やちょうちん、星などの飾りを利用者全員で作ると良いでしょう。紙を折ったり切ったりする作業は、楽しいだけでなく手先のリハビリや機能訓練に効果があるといわれています。

夏祭りも夏を代表する人気のイベント。縁日のような飾りつけやイベント食の提供はもちろん、輪投げや的当てなどのゲームレクリエーションもバリエーション豊富です。レクリエーションの景品を手作りにすれば、イベントの準備期間を含めて利用者が楽しめます。日常的なレクリエーションを兼ねて、当日までにさまざまな景品を用意しておきましょう。

お月見

お月見には、秋の収穫に感謝するという意味があり、稲に似ているススキや月に見立てた丸い団子を供えて、中秋の名月を眺めます。

お月見イベントを行う際、月が出ている時間帯に実施することが難しければ、室内の壁面に月やウサギの飾りつけをして雰囲気を盛り上げましょう。

お月見のレクリエーションには月見団子作りがおすすめです。団子を丸める動作は手先を使うため、手指の機能維持にもよいとされています。利用者の誤嚥防止のため、白玉と豆腐を混ぜた柔らかい団子にするなど、高齢者向けに工夫したレシピを用意しましょう。

クリスマス会

クリスマス会は年末のメインイベントとして、多くの高齢者施設で行われています。クリスマスツリーや壁面の飾り付け、食事、音楽などクリスマスならではの要素も多く、五感で楽しめるイベントといえるでしょう。

クリスマス会では、ハンドベルや合唱などの音楽レクリエーションがおすすめです。それぞれにパートを決めてハンドベルの演奏を楽しんだり、職員の演奏に合わせて利用者が歌ったりすれば、みんなで一緒に楽しむことができますよ。

ただし、歌のレクリエーションを行う際は、選曲に注意が必要です。職員の年代では有名な曲であっても、70歳代、80歳代の利用者は知らない場合があります。イベントの主役である高齢者の視点に立って、十分なリサーチを行いましょう。

誕生日会

誕生日会は、利用者に喜ばれる人気のイベントです。利用者の人数によっては、毎月のように誕生日会を行っている施設もあるでしょう。

誕生日会は、主役である誕生日の人に特別感を与えるだけでなく、それ以外の人も楽しめるイベントにしなくてはなりません。開催頻度が高いため、内容のマンネリ化にも気を付ける必要があります。

ケーキや手紙といった定番プレゼントのほか、いつものゲームにひと工夫したレクリエーションを行いましょう。誕生日の人にチームリーダーを任せたり、ゲームの得点を2倍にしたりして、誕生日の人が活躍できるアイデアを取り入れるのがおすすめです。

運動会

運動型レクリエーションは種類が多いため、運動会は高齢者施設でとくに盛り上がるイベントの一つです。運動の前後に開会式、準備体操、閉会式などを行うと、より運動会らしい雰囲気を演出できるでしょう。

運動会を行う際は、利用者の運動能力に合わせてレクリエーションを選ぶ必要があります。場合によっては、ルールや使用するアイテムをアレンジしても良いでしょう。たとえば、玉入れでは使用するかごを大きくすることで難易度を下げられます。

また、複数の種目に参加する利用者が、適宜休憩できるようにプログラムを調整することも大事です。見ている人が楽しめるように、応援合戦やダンスといったパフォーマンス要素を取り入れてみましょう。

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家族を招くイベント

母の日、父の日、敬老の日といった特別な日には、利用者の家族を招いてイベントを行うのもおすすめです。家族参加のイベントは、施設や利用者の様子を家族に知ってもらう貴重な機会。利用者の家族が施設に訪問される際は、レクリエーションへの参加をすすめてみましょう。

日々の感謝やねぎらいを伝えるレクリエーションとしておすすめなのが、2人1組でできるハンドマッサージです。ハンドマッサージは、リラックス効果やタッチセラピー効果が期待できるといわれているので、参加者全員で癒しの時間を楽しみましょう。

なお、家族参加のイベントを行う際は、家族が参加できない事情のある利用者への十分な配慮が必要です。利用者が孤独感を覚えることのないように、場合によっては別室でゆっくり過ごしてもらうなどの対応を検討しましょう。

地域の人たちと交流するイベント

地域の人たちと交流するイベントは、利用者自身が社会とのつながりを感じたり、生きがいを発見したりできる貴重な機会です。

人気の交流イベントには「流しそうめん」や「もちつき」などがあります。その際、ただ食べるだけでなく、食事をするまでの過程や料理のおいしさを共有する時間を設けると、参加者全員で盛り上がることができるでしょう。流しそうめん、もちつきは夏と冬の季節イベントであるため、うちわを使った風船バレーやすごろくなど、季節感のあるゲームレクリエーションを組み合わせるのもおすすめです。

認知症グループホームで行われる「イベントを通じた地域の方々との交流」は、支援の輪を広げる取り組みとしても評価されています。

●関連記事:厚生労働省「認知症グループホームの強みを活かして!」

まとめ

高齢者施設におけるイベントとレクリエーションは、「身体機能の維持・向上」「脳の活性化」「職員や他の利用者とのコミュニケーション増加」などの効果を期待して行われます。

高齢者施設でイベントを企画する際は、利用者の人数や状況を考慮してレクリエーションを選びましょう。家族や地域の人たちと交流できるイベントもおすすめです。

介護のみらいラボでは、介護の現場で働く人に有益な情報を掲載しています。介護に関する悩みや疑問を持ったときには、ぜひご参考にしてください。

※当記事は2022年3月時点の情報をもとに作成しています

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