ファミリー・ホスピス株式会社

個人インタビュー①

ファミリー・ホスピス池上ハウス介護管理者　杉田直俊さん

2019年入社。ファミリー・ホスピス四之宮ハウスのサービス提供者を経て、2023年4月より現職。二人のお子さんはすでに独立。休日は柴犬とたわむれ、のんびりと散歩するのが楽しみ。

終末期の利用者様が暮らすホスピス住宅で、介護責任者を務める

ファミリー・ホスピスに転職した経緯について教えてください。

長くメーカーに勤務していたのですが、父が病気になったのを機に介護業界で働くようになりました。グループホームと有料老人ホームで経験を積み、計６年経った頃、父が亡くなったのですが、私は父の看取りに間に合わなかったのです。そのときに「終末期の患者さんの支援がしたい」という思いが自然と湧き出てきました。そこで、ホスピス住宅の分野で豊富な実績を持つ当社に転職しました。

現在は、介護管理者を務めていらっしゃるとか。

ファミリー・ホスピスはがん末期の方や難病の方が生活を送る「ホスピス住宅」で、各施設に訪問介護事業所と訪問看護事業所を併設しています。私は入社後、サービス提供者として経験を積んだ後、この４月からファミリー・ホスピス池上ハウスで介護責任者を務めています。介護責任者は、訪問介護事業所の運営・管理を行う立場にあります。コンプライアンスを厳守しながら、介護サービスの公平性・透明性と生産性を考慮したうえで、介護士一人ひとりの介護サービスの質を高めていくことが、介護責任者の務めになります。利用者様はもちろん、ご家族様とのコミュニケーションもしっかり図りながら、より良い支援体制を構築していくことを目指しています。

職員一人ひとりが高いモチベーションをもって働けるようサポート

より良い支援を実現するために、教育に力を入れていると聞いています。

介護責任者就任を機に教育体制を見直し、OJT教育を拡充しました。介護経験が浅い方でも介護スキルを習得できるよう、現場で時間をかけて丁寧に指導しています。OJT期間は最低でも２週間以上。経験の浅い方は、１か月半から２か月ほど実施することが多いです。介護経験が豊富な方に対しては、当社の介護に対する考え方をしっかりお伝えしています。これは、全職員が当社の方針を理解し・一定レベルのサービスを利用者様に提供できるようにするためです。このほか、面談の回数も増やし、職員全員が高いモチベーションをもって働けるようサポートしています。

今後の展望についてお聞かせください。

まずは、これまで以上に現場の職員が発言しやすい職場にしていきたいです。介護士が利用者様やご家族の方から潜在的なニーズも汲み取れるよう、引き続き教育に力を入れていく方針です。そして、介護プランの提供理由を丁寧に説明し、介護プランが変更されたときには、その理由も全職員に共有して、ファミリー・ホスピスならではの介護につなげていくつもりです。当社の介護士には、サービス提供責任者や介護責任者、ホーム長など、さまざまなキャリアの道が拓かれています。能力や個性を生かせる場所が必ずあるので、ぜひ多くの方に興味をもっていただきたいです。