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#国家試験#精神保健福祉士

【速報】精神保健福祉士国家試験(2025年/第27回)」合格発表|合格率・合格者数・合格後の手続きについて

構成・文/介護のみらいラボ編集部 psw2025_thumb.jpg

2025年3月4日(火)午後2時に、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページにて、「第27回精神保健福祉士国家試験」の結果が発表されました。

第27回精神保健福祉士国家試験の受験者数は6,642人、合格者数は4,694人、合格率は70.7%となりました。
合格された皆様、本当におめでとうございます!

1.【速報】第27回精神保健福祉士国家試験の合格発表

第27回 精神保健福祉士国家試験結果

2025年3月4日(火)午後2時、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページ上に掲載されました。

2.合格者数・合格率の推移

過去5年間の合格者数・合格率の推移

精神保健福祉士試験の合格者数・合格率の推移グラフ

精神保健福祉士試験の合格率は、例年60%台で推移していましたが、2023年の第25回、2024年の第26回では70%を上回る結果となっていました。以下は、過去5年間の合格率の推移です。

合格率 受験者数 合格者数
第27回(2025年実施) 70.7% 6,642人 4,694人
第26回(2024年実施) 70.4% 6,978人 4,911人
第25回(2023年実施) 71.1% 7,024人 4,996人
第24回(2022年実施) 65.6% 6,502人 4,267人
第23回(2021年実施) 64.2% 6,165人 3,955人

参考:精神保健福祉士国家試験の受験者・合格者の推移

3.合格点・ボーダーラインは?

精神保健福祉士国家試験の合格基準は、「問題の総得点の60%程度」とされています。
過去5年間の合格点の推移は以下のとおりです。

合格基準点
第27回(2025年実施) 全科目70点、共通科目免除32点
第26回(2024年実施) 全科目95点、共通科目免除44点
第25回(2023年実施) 全科目95点、共通科目免除49点
第24回(2022年実施) 全科目101点、共通科目免除47点
第23回(2021年実施) 全科目94点、共通科目免除44点

参考:精神保健福祉士国家試験の合格基準及び正答について(第26回第25回第24回第23回

>「精神保健福祉士」の求人を見る

4.第27回精神保健福祉士国家試験の概要

試験日

2025年(令和7年)2月1日(土)・2日(日)

試験地

北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県

試験科目

2月1日(土)午後
①精神医学と精神医療、②現代の精神保健の課題と支援、③精神保健福祉の原理、④ソーシャルワークの理論と方法(専門)、⑤精神障害リハビリテーション論、⑥精神保健福祉制度論

2月2日(日)午前
①医学概論、②心理学と心理的支援、③社会学と社会システム、④社会福祉の原理と政策、⑤社会保障、⑥権利擁護を支える法制度、⑦地域福祉と包括的支援体制、⑧障害者福祉、⑨刑事司法と福祉、⑩ソーシャルワークの基盤と専門職、⑪ソーシャルワークの理論と方法、⑫社会福祉調査の基礎

受験資格

精神保健福祉士の国家試験は誰でも受けられるわけではなく、一定の条件を満たした人のみが受験できます。受験資格を満たす要件は、主に次の4つです。

①保健福祉系の4年制大学
②保健福祉系大学・短大卒業+相談援助に関する実務経験
③短期養成施設
④一般養成施設

詳細は社会福祉振興・試験センターのホームページをご確認ください。

●関連記事:
精神保健福祉士になるには?仕事内容や将来性などを解説

5.国家試験合格後におこなうべき手続き

国家試験合格後には、精神保健福祉士免許登録の申請手続きが必要です。 免許登録をおこなうことで、はじめて精神保健福祉士として現場で働くことができます。手続きする期限の定めはありませんが、合格後はできるだけ早い時期に免許登録の手続きをしましょう。

資格登録手続きの流れ、必要事項等の詳細は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「新規登録の申請手続き」より確認できます。

6.精神保健福祉士として就職・転職を成功させるコツ

精神保健福祉士が就職・転職するのにおすすめの時期

介護業界は、年間を通じて求人募集が見られますが、なかでも毎年3月は、思わぬ好条件の求人を狙いやすい時期です。年度末を機に転職する・退職する人が多いのが理由の一つです。
また、精神保健福祉士の国家試験に合格できなかった場合には、残念ながら内定が取り消しになってしまうケースもありえます。逆に、合格者にとっては、不採用となった内定者分の枠を埋める求人に応募できる可能性があります。

また、介護職は、求人募集から採用・入職までの期間が短い傾向にあるのが特徴です。そのため、年度末に就職・転職活動をすれば、試験勉強で培った知識や技術を存分に活かしながら、4月入職者と肩を並べて精神保健福祉士として、自分の力を発揮しやすいでしょう。

>精神保健福祉士の資格がいかせる職場を探す

自分に合った職場を見つけるために

年度末は好条件の求人を狙いやすい時期とはいえ、就職・転職に焦りは禁物です。自分に合った労働環境かどうか十分に見極めなければ、ミスマッチが起こったり、短期離職につながったりしてしまうとも限りません。

せっかく就職が叶っても、短期離職となれば、新たに就職・転職活動を行うための労力がかかってしまいます。精神保健福祉士として、効率的にキャリアを積んでいくためにも、介護職向けの適職診断なども参考にし、自分に合った就職先をしっかり見極めることが大切です。

●過去の合格速報を確認する
第26回/2024年実施
第25回/2023年実施
第24回/2022年実施

●関連記事
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