Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

学ぶ 国家試験情報 2024/12/18

#国家試験#精神保健福祉士

2025年 精神保健福祉士国家試験(第27回)日程・過去の合格率・対策まとめ

構成・文/介護のみらいラボ編集部 psw2025_thumb.jpg

本記事では、第27回(2025年2月実施)精神保健福祉士国家試験の概要や過去の合格率、対策方法などをご紹介します。

1.精神保健福祉士とは?

精神保健福祉士(PSW)とは、精神障害者やその家族に対して相談・助言を行ったり、適切な訓練を行ったりする、介護関連の国家資格です。精神科の患者のサポートや、行政機関での支援、地域との調整役など、あらゆる場面で活躍できる資格です。

精神保健福祉士の主な仕事は、精神科に入院している患者のサポートです。生活支援サービスや福祉行政機関で働くケースもあります。家族の相談に応じたり、医療スタッフやリハビリなどの治療チームの調整役を務めたりといった、さまざまな役割を担っています。

2.第27回精神保健福祉士国家試験の概要

試験日

2025年(令和7年)2月1日(土)・2日(日)

試験地

北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県

試験科目

2月1日(土)午後
①精神医学と精神医療、②現代の精神保健の課題と支援、③精神保健福祉の原理、④ソーシャルワークの理論と方法(専門)、⑤精神障害リハビリテーション論、⑥精神保健福祉制度論

2月2日(日)午前
①医学概論、②心理学と心理的支援、③社会学と社会システム、④社会福祉の原理と政策、⑤社会保障、⑥権利擁護を支える法制度、⑦地域福祉と包括的支援体制、⑧障害者福祉、⑨刑事司法と福祉、⑩ソーシャルワークの基盤と専門職、⑪ソーシャルワークの理論と方法、⑫社会福祉調査の基礎

受験申し込み(期間終了)

申し込み期間 令和6年(2024年)9月5日(木)~10月4日(金)
受験手数料 ①精神保健福祉士のみ:24,140円
②精神保健福祉士と社会福祉士の同時受験:36,360円
③精神保健福祉士の共通科目免除:18,820円

受験資格

精神保健福祉士の国家試験は誰でも受けられるわけではなく、一定の条件を満たした人のみが受験できます。受験資格を満たす要件は、主に次の3つです。

①保健福祉系の4年制大学
②保健福祉系大学・短大卒業+相談援助に関する実務経験
③短期養成施設
④一般養成施設

詳細は社会福祉士振興・試験センターのホームページをご確認ください。

合格発表

令和7年(2025年) 3月4日(火) 14時

3.精神保健福祉士国家試験の合格率は?

精神保健福祉士国家試験の合格率は、60%前後で推移しています。第25回、第26回試験の合格率は、いずれも70%を上回る結果となりました。

合格率 受験者 数 合格者 数
第26回(2024年実施) 70.4% 6,978人 4,911人
第25回(2023年実施) 71.1% 7,024人 4,996人
第24回(2022年実施) 65.6% 6,502人 4,267人
第23回(2021年実施) 64.2% 6,165人 3,955人
第22回(2020年実施) 62.1% 6,633人 4,119人
第21回(2019年実施) 62.7% 6,779人 4,251人
第20回(2018年実施) 62.9% 6,992人 4,399人
第19回(2017年実施) 62.0% 7,174人 4,446人
第18回(2016年実施) 61.6% 7,173人 4,417人
第17回(2015年実施) 61.3% 7,183人 4,402人

参考:精神保健福祉士国家試験の合格発表について第26回第21回

4.精神保健福祉士国家試験の合格ラインは?

合格基準は、筆記試験・実技試験ともに、総得点の60%程度とされています。
過去10年間の合格点の推移は以下のとおりです。

合格基準点
第26回(2024年実施) 全科目95点、共通科目免除44点
第25回(2023年実施) 全科目95点、共通科目免除49点
第24回(2022年実施) 全科目101点、共通科目免除47点
第23回(2021年実施) 全科目94点、共通科目免除44点
第22回(2020年実施) 全科目90点、共通科目免除40点
第21回(2019年実施) 全科目87点、共通科目免除41点
第20回(2018年実施) 全科目93点、共通科目免除42点
第19回(2017年実施) 全科目91点、共通科目免除44点
第18回(2016年実施) 全科目86点、共通科目免除42点
第27回(2015年実施) 全科目91点、共通科目免除44点

参考:精神保健福祉士国家試験の合格基準及び正答について(第26回第25回第24回第23回第21回第20回第19回第18回第17回

5.国家試験合格後の手続き

国家試験合格後には、精神保健福祉士免許登録の申請手続きが必要です。 免許登録をおこなうことで、はじめて精神保健福祉士として現場で働くことができます。手続きする期限の定めはありませんが、合格後はできるだけ早い時期に免許登録の手続きをしましょう。

資格登録手続きの流れ、必要事項等の詳細は、 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「新規登録の申請手続き」より確認できます。

また、『第26回精神保健福祉士国家試験の合格速報』では、前回の試験総評と次回に向けての対策を解説しています。あわせて参考にしてみてください。

●関連記事:
社会人でも精神保健福祉士になれる?

スピード転職情報収集だけでもOK

マイナビ介護職は、あなたの転職をしっかりサポート!介護職専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを行います。

はじめての転職で何から進めるべきかわからない、求人だけ見てみたい、そもそも転職活動をするか迷っている場合でも、キャリアアドバイザーがアドバイスいたします。

完全無料:アドバイザーに相談する

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

介護のみらいラボ編集部(kaigonomirailab)

介護職の仕事と生活に役立つ情報をお届けしています!「最新ニュース」「ほっとできる癒し術」「業界リーダーの貴重なインタビュー」「職場で活かせるスキルアップ術」などお役立ち情報が満載★

介護のみらいラボ編集部の執筆・監修記事

介護を学ぶの関連記事

  • 国家試験情報

    2024/12/18

  • 2025年 精神保健福祉士国家試験(第27回)日程・過去の合格率・対策まとめ

  • 構成・文/介護のみらいラボ編集部
  • 国家試験情報

    2024/12/17

  • 2025年 社会福祉士国家試験(第37回)日程・過去の合格率・対策まとめ

  • 構成・文/介護のみらいラボ編集部
  • 国家試験情報

    2024/12/13

  • 2025年 介護福祉士国家試験(第37回)日程・過去の合格率・対策まとめ

  • 構成・文/介護のみらいラボ編集部
もっと見る