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生活支援員

生活支援員は、大きく分けて二種類あります。一つは、認知症などで判断能力が低下した高齢者等を対象に、権利擁護の観点から、サービス利用の援助や金銭管理などを行う職種です。社会福祉協議会などが実施する日常生活自立支援事業で、「専門員」が作成する計画等に基づき、具体的な事務を担当します。もう一つは、生活介護や就労移行支援などの障害福祉サービス事業所に、相談援助、入退所の手続き等の連絡調整、入浴排せつ食事介助等の担当者として配置される職種です。名称は同じですが、それぞれ職種が異なりますので、混同しないよう注意が必要です。

監修者永嶋 昌樹(ながしま まさき)

現職:日本社会事業大学社会福祉学部 准教授(「高齢者福祉論」「介護過程の展開と実践」)

略歴:社会福祉事業団に就職後、特別養護老人ホーム介護職員、在宅介護支援センター相談員・介護支援専門員(ケアマネジャー)など約12年間の現場実務を経て、大学の専任教員として福祉専門職養成に携わる。

学位資格:博士(社会福祉学)、介護福祉士、社会福祉士

社会活動:公益社団法人東京都介護福祉士会会長、介護福祉士国家試験委員、東京都介護保険審査会委員など

著書:『保育・福祉のための社会福祉援助技術事例研究』(共著, 建帛社)、『これからの訪問介護と施設介護の視点』(共著, ぎょうせい)、『アクティブラーニングで学ぶ介護過程ワークブック』(共著, みらい)、『介護教育方法の理論と実践』(共著, 弘文堂)など

制作/エディポック

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