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移乗介助(トランスファー)

移乗介助とは、ベッドから車いす、車いすから便座や浴槽など、移動前と移動後の平面が変わる乗り移りなど、身体を別の場所に移すことを移乗(トランスファー)といいます。「移乗介助」は自身の能力だけで移乗ができない、転倒等の危険が伴う場合に、適切に移乗ができるよう介護者が介助することです。他の介助と同様に、介助される人の残存能力を可能な限り活用します。身体の自然な動きや梃子(てこ)の原理などを活用することにより、無理な力がかからず介助される人と介助する人のどちらにも負担がかからないよう留意するとともに、安全第一が最も重要な視点となります。

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監修者永嶋 昌樹(ながしま まさき)

現職:日本社会事業大学社会福祉学部 准教授(「高齢者福祉論」「介護過程の展開と実践」)

略歴:社会福祉事業団に就職後、特別養護老人ホーム介護職員、在宅介護支援センター相談員・介護支援専門員(ケアマネジャー)など約12年間の現場実務を経て、大学の専任教員として福祉専門職養成に携わる。

学位資格:博士(社会福祉学)、介護福祉士、社会福祉士

社会活動:公益社団法人東京都介護福祉士会会長、介護福祉士国家試験委員、東京都介護保険審査会委員など

著書:『保育・福祉のための社会福祉援助技術事例研究』(共著, 建帛社)、『これからの訪問介護と施設介護の視点』(共著, ぎょうせい)、『アクティブラーニングで学ぶ介護過程ワークブック』(共著, みらい)、『介護教育方法の理論と実践』(共著, 弘文堂)など

制作/エディポック

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