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身体拘束

身体拘束とは、精神疾患など様々な事情で、自傷自害や他人を侵害するおそれのある人に対し、自由な行動・行為ができないようにすることを指します。「身体抑制」ともいいます。ミトン型の手袋など行動を制限する衣類を着せること、ベッドや椅子に縛り、外出できない部屋に閉じ込める、などが身体拘束にあたります。危険行為を止めるためるとはいえ。人の行動・行為を、一時的であれ阻害することは、基本的人権の侵害であり、原則として禁止されています。ただし、➀切迫性、➁非代替性、③一時性の3要件のすべてを満たし、かつ実施状況を記録することで例外的に許される場合もあります。

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監修者永嶋 昌樹(ながしま まさき)

現職:日本社会事業大学社会福祉学部 准教授(「高齢者福祉論」「介護過程の展開と実践」)

略歴:社会福祉事業団に就職後、特別養護老人ホーム介護職員、在宅介護支援センター相談員・介護支援専門員(ケアマネジャー)など約12年間の現場実務を経て、大学の専任教員として福祉専門職養成に携わる。

学位資格:博士(社会福祉学)、介護福祉士、社会福祉士

社会活動:公益社団法人東京都介護福祉士会会長、介護福祉士国家試験委員、東京都介護保険審査会委員など

著書:『保育・福祉のための社会福祉援助技術事例研究』(共著, 建帛社)、『これからの訪問介護と施設介護の視点』(共著, ぎょうせい)、『アクティブラーニングで学ぶ介護過程ワークブック』(共著, みらい)、『介護教育方法の理論と実践』(共著, 弘文堂)など

制作/エディポック

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