軽度認知障害(МCI)とは、健常な状態から認知症にいたる中間の状態。認知症と類似の状態と区別するため、便宜的に設けられた段階です。健常な状態に比べ、認知領域(注意、記憶学習など)のいずれか一つ以上が低下し、それがせん妄によるものではなく、うつ病や統合失調症などの精神疾患でも説明できない状態とされています。認知症に移行する場合が多いため「認知症予備軍」とされますが、すべての人が認知症になるわけではなく、健常に戻る場合もあります。
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監修者:永嶋 昌樹(ながしま まさき)
現職:日本社会事業大学社会福祉学部 准教授(「高齢者福祉論」「介護過程の展開と実践」)
略歴:社会福祉事業団に就職後、特別養護老人ホーム介護職員、在宅介護支援センター相談員・介護支援専門員(ケアマネジャー)など約12年間の現場実務を経て、大学の専任教員として福祉専門職養成に携わる。
学位資格:博士(社会福祉学)、介護福祉士、社会福祉士
社会活動:公益社団法人東京都介護福祉士会会長、介護福祉士国家試験委員、東京都介護保険審査会委員など
著書:『保育・福祉のための社会福祉援助技術事例研究』(共著, 建帛社)、『これからの訪問介護と施設介護の視点』(共著, ぎょうせい)、『アクティブラーニングで学ぶ介護過程ワークブック』(共著, みらい)、『介護教育方法の理論と実践』(共著, 弘文堂)など
制作/エディポック
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