Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

臥位

がい
臥位とは、横たわった体位。あおむけになって横たわる姿勢を「仰臥位(ぎょうがい)」と呼び、就寝時や休息時などに用いられます。長期間この体位を継続すると褥瘡(床ずれ)を起こしやすいことに注意します。循環器や肺に疾患がある人で、呼吸が困難になる場合には、睡眠確保のため半座位にすることもあります。横向きに寝る姿勢を「側臥位(そくがい)」と呼びます。片方の上肢はそのまま体側に伸ばすか顔の近くに軽く曲げ、上側になる足は軽く前に曲げ、身体全体のバランスをとります。うつ伏せに横たわる姿勢を「腹臥位(ふくがい)」と呼びます。窒息しないよう頭は横にすること、女性は乳房に圧力がかからないように注意します。

kaigo36-1_gyogai.jpg

kaigo36-2_sokugai.jpg

kaigo36-3_hukugai.jpg

監修者永嶋 昌樹(ながしま まさき)

現職:日本社会事業大学社会福祉学部 准教授(「高齢者福祉論」「介護過程の展開と実践」)

略歴:社会福祉事業団に就職後、特別養護老人ホーム介護職員、在宅介護支援センター相談員・介護支援専門員(ケアマネジャー)など約12年間の現場実務を経て、大学の専任教員として福祉専門職養成に携わる。

学位資格:博士(社会福祉学)、介護福祉士、社会福祉士

社会活動:公益社団法人東京都介護福祉士会会長、介護福祉士国家試験委員、東京都介護保険審査会委員など

著書:『保育・福祉のための社会福祉援助技術事例研究』(共著, 建帛社)、『これからの訪問介護と施設介護の視点』(共著, ぎょうせい)、『アクティブラーニングで学ぶ介護過程ワークブック』(共著, みらい)、『介護教育方法の理論と実践』(共著, 弘文堂)など

制作/エディポック

介護用語を一覧から探す