Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

乏尿・無尿・尿閉

乏尿・無尿・尿閉は、排せつ障害のひとつです。「乏尿」は1日の排尿量が著しく少ない状態で400ml以下、「無尿」は膀胱に尿が溜まらない状態で1日の尿量100ml以下、「尿閉」は膀胱に溜まった尿を自力で排尿できない状態をいいます。腎臓の疾患や膀胱炎、男性では前立腺の疾患、服用薬の副作用、水分摂取量が少ないなど、様々な原因に応じた治療、介護や介助が重要です。薬剤による排尿誘導のほか、尿閉では膀胱に直接管(カテーテル)を挿入して膀胱内の尿を排出する方法もあります。

監修者永嶋 昌樹(ながしま まさき)

現職:日本社会事業大学社会福祉学部 准教授(「高齢者福祉論」「介護過程の展開と実践」)

略歴:社会福祉事業団に就職後、特別養護老人ホーム介護職員、在宅介護支援センター相談員・介護支援専門員(ケアマネジャー)など約12年間の現場実務を経て、大学の専任教員として福祉専門職養成に携わる。

学位資格:博士(社会福祉学)、介護福祉士、社会福祉士

社会活動:公益社団法人東京都介護福祉士会会長、介護福祉士国家試験委員、東京都介護保険審査会委員など

著書:『保育・福祉のための社会福祉援助技術事例研究』(共著, 建帛社)、『これからの訪問介護と施設介護の視点』(共著, ぎょうせい)、『アクティブラーニングで学ぶ介護過程ワークブック』(共著, みらい)、『介護教育方法の理論と実践』(共著, 弘文堂)など

制作/エディポック

介護用語を一覧から探す