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【介護福祉士向け】キャリアアップの役に立つ資格4選

公開日:2022.08.04 更新日:2022.08.05
【介護福祉士向け】キャリアアップの役に立つ資格4選

介護福祉士として働いている方の中には、「新しい資格を取得したい」「さらに介護の専門的な知識をつけたい」「収入を増やしたい」など、さらなるキャリアアップを望む方もいるでしょう。介護福祉士には、キャリアアップの方向性が多く存在します。今後自分が介護業界でどのように活躍していきたいかによって、方向性が変わります。

当記事では、介護福祉士のキャリアアップ・モデルと、キャリアアップに役立つ資格を紹介します。ぜひ参考にして、今後のキャリアプランに生かしてください。

1.介護福祉士のキャリアアップ・モデル

介護福祉士には、キャリアアップの方法が多岐にわたります。ここでは、介護福祉士のキャリアアップ・モデルについて代表的な4つを紹介します。

●現場でのエキスパートを目指す
介護のキャリアを突き詰めるのであれば、「認定介護福祉士」や「認知症ケア専門士」として現場でのプロフェッショナルになる方法があります。

認定介護福祉士は、介護福祉士資格の上位資格であり、リーダーの素質が求められます。また、認知症ケア専門士は、認知症ケアの知識や技能を修得しているとされ、介護の現場で重宝されるでしょう。

(出典:認定介護福祉士認証・認定機構「認定介護福祉士とは」
(出典:認知症ケア専門士 公式サイト「認知症ケア専門士」

●ケアマネジャーを目指す
高齢者の方やその家族に寄り添い、介護サービスの不安を取り除いてあげたいという方は、「ケアマネジャー」を目指すとよいでしょう。ケアマネジャーは介護支援専門員ともいい、介護を必要とする方のケアプランを作成し、介護サービスや事業所との調整をする職業です

(出典:福祉医療機構「介護支援専門員(ケアマネジャー)」

●サービス提供責任者を目指す
人の成長をサポートしたり、人とコミュニケーションを取ったりするのが好きという方は、訪問介護事務所のリーダーとして「サービス提供責任者」になるのもおすすめです。サービス提供責任者は、ケアマネジャーが作成したケアプランをもとに「訪問計画書」を作成し、計画通りサービスが行われるようホームヘルパーに指示を出したりする職業です。また利用者さんの家族と面談したり、ホームヘルパーの教育をしたりなど、業務内容は多岐にわたります。

(出典:厚生労働省「訪問介護におけるサービス提供責任者について」

●介護以外の職種を目指す
介護以外のキャリアを目指すことで、キャリアアップすることも可能です。これまでの介護経験を生かせる看護師・作業療法士など、介護と繋がりのある業界へのキャリアチェンジを目指す方も多くいます。

介護と医療の知識を持つことで、よりさまざまな状況に対応でき、利用者さんに寄り添ったサービスが提供できます。

2.介護福祉士からキャリアアップするための資格4選

介護福祉士の方の多くは、ほかの資格取得に挑戦することでキャリアアップにつなげています。介護に関連する資格は専門的な知識を必要とするものが多く、さまざまな現場で重宝されるでしょう。ここでは、介護福祉士からキャリアアップするために役立つ資格を4つ紹介します。

喀痰吸引等研修

「喀痰吸引等研修」は、口腔・鼻腔内・気管カニューレ内部における喀痰の吸引や、胃ろう・腸ろう・経鼻経管栄養などの経管栄養を安全に実施するための知識が得られる研修です。喀痰吸引等研修には、第1号研修、第2号研修、第3号研修の3種類があり、選択した研修によって対応できる仕事や人が異なります。

喀痰吸引等研修では、基本研修と呼ばれる講義やシミュレーター演習と実地研修を受けた上で、習得審査に合格することで研修が修了できます。

喀痰吸引等研修を修了すると、介護職員として提供できるサービスの幅が広がります。また、合格率も高いことからおすすめの資格といえるでしょう。

行える仕事内容 喀痰の吸引や経管栄養の対応
受講資格 介護士施設や事情所で働いている介護職員
費用 研修を実施している団体によって費用が異なる

(出典:厚生労働省「喀痰吸引等研修」

認定介護福祉士

認定介護福祉士は、介護福祉士の上級資格として2015年12月から開始された民間資格です。認定介護福祉士の資格を取得することで、専門的な介護実践力や教育的立場としての指導力などのスキルを身につけられます。

認定介護福祉士養成研修のカリキュラムは全600時間あり、研修期間は1年半〜2年程度と長期間に渡ります。ただ、介護職として幅広い役割を担えることから、キャリアアップによい資格といえるでしょう。

行える仕事内容 ・5~10名の介護職チームへの教育指導
・生活支援など別の支援を行う職種との連携
・介助者へのアドバイス
受講資格 介護福祉士資格取得者で介護実務経験5年以上の方
費用 研修を実施している団体によって費用が異なる

(出典:認定介護福祉士認証・認定機構「認定介護福祉士とは」

ケアマネジャー(介護支援専門員)

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護保険サービスの中から利用者さんに合うサービスを選び、作成したケアプランを利用者さんやご家族に提案できる資格です。ケアマネジャーになるには、年に1回行われる試験に合格した後、介護支援専門員実務研修の受講と修了が必須です。

勤務地や自宅のある都道府県で受講・受験が可能です。ケアマネジャーの資格の有効期間は5年に設定されているため、更新時は満了日までに再度研修を受ける必要があります。

ケアマネジャーは介護制度においてキーになる職種と期待されていることから、介護福祉士が次に目指すのにおすすめの資格です。

行える仕事内容 ・介護サービス計画(ケアプラン)の作成
・市町村・居宅サービス事業所・介護施設との連携
・介助者へのアドバイス
受講資格 介護福祉士資格取得者で介護実務経験5年・900日以上の方
費用 自治体によって研修・受験費用が異なる

(出典:福祉医療機構「介護支援専門員(ケアマネジャー)」
(出典:公益財団法人 東京都福祉保健財団「東京都介護支援専門員(ケアマネジャー)令和4年度受験要項」

社会福祉士

社会福祉士は、社会支援を必要とする方に支援や福祉サービスの提案が行える国家資格です。社会福祉士の国家試験を受験するには、相談援助に関する実務や、養成施設での研修を終える必要があります。

また、社会福祉士の試験は年に1回しかないため、試験に向けて入念に準備する必要があります。社会福祉士の業務は介護が必要な方に限らず、身体的・精神的・経済的に支援が必要な方を助ける仕事です。2021年度の社会福祉士の合格率は31.3%と高くありませんが、「より広い分野で人の助けになりたい」という介護福祉士の方には、キャリアアップになるでしょう。

行える仕事内容 ・身体的、精神的、経済的な支援を必要とする方の相談に応じ、アドバイスや指導を行う
・医療関係者・福祉サービス事業者との連携
受講資格 ・福祉系大学、短大等卒業者(指定科目履修)
・社会福祉士指定養成施設卒業者(入学要件あり)
費用 ・受験費用 19,370円(一般受験者の場合)
・社会福祉士の登録手数料 4,050円

(出典:厚生労働省「社会福祉士・介護福祉士等」
(出典:福祉医療機構「社会福祉士」

3.転職も介護福祉士のキャリアアップに有効

介護福祉士は、資格取得だけでなく、転職でもキャリアアップを目指せます。職場が変わると、今以上に働きやすい職場に出会えたり、身につけたいスキルアップの可能性も広がったりします。

また、介護福祉士の資格を取得していると、介護知識や技術を持っている証明になり、即戦力として転職で有利に働きやすいです。未経験者に比べて、良い条件で転職できる可能性も高まるでしょう。

給与アップが見込めるだけでなく、キャリアの幅も広がるため、今の職場に不満がある場合は、転職をおすすめします。マイナビ介護職では、キャリアアドバイザーと希望の勤務条件などを擦り合わせながら、これまでの経験が生かせる転職先を探せます。

まとめ

介護福祉士には、認定介護福祉士や認知症ケア専門士として現場のエキスパートになったり、ケアマネジャーやサービス提供責任者を目指したり、介護以外の職種で働いたりなど、多種多様なキャリアアップモデルがあります。介護に関連する認定介護福祉士・ケアマネジャー・社会福祉士など、新たな資格の取得もよいでしょう。

また、今の職場に不満がある際は、転職で給与アップやスキルアップをするのもおすすめです。マイナビ介護職では、キャリアアドバイザーによる転職相談や、インターネットに出ていない非公開求人のご紹介もしています。介護業界でより良い職場環境を探している方は、ぜひ「マイナビ介護職」をご利用ください。

※当記事は2022年6月時点の情報をもとに作成しています

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