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精神保健福祉士はやめたほうがいいと言われる理由は?

公開日:2023.02.12 更新日:2023.11.28
精神保健福祉士はやめたほうがいいと言われる理由は?

「精神保健福祉士」は、精神保健福祉士国家試験で資格取得して、精神疾患のある方の社会復帰に関する助言や指導や訓練を行う仕事です。近年では、医療業界・福祉業界・介護業界にまたがって活躍の場が広がっています。一方で、「やめたほうがいい」という声を耳にする機会も少なくないことから、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、なぜ「精神保健福祉士はやめたほうがいい」と言われているのか、理由を4つ解説します。また、精神保健福祉士の仕事でやりがいを感じる瞬間や、どのような方に向いているのかについてもご紹介します。

1. 精神保健福祉士になるのはやめたほうがいいと言われる理由

2020年度の「精神保健福祉士就労状況調査結果報告書」によると、精神保健福祉士が仕事を辞めた理由として、「職場の雰囲気や人間関係に問題があった」という回答の割合が高くなっています。次いで、「給与や賃金の水準に満足できなかった」という回答が多くなっていました。

このほかにも、給与水準の不満や健康上の理由、やりたい仕事ができずに離職する方は一定数存在します。

(出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「精神保健福祉士就労状況調査実施結果報告書(令和2年度)」
/ https://www.sssc.or.jp/touroku/results/pdf/r2/results_04.pdf

まずは、なぜ精神保健福祉士になるのはやめたほうがいいと言われるのかを、具体的に何が大変なのか、何が離職につながっているのかという観点から解説します。

1-1. 平均年収が低いから

精神保健福祉士の平均年収は404万円(2020年度調査)で、国家試験に合格して有資格者になることが必要な専門職である割に、給料は高額であるとは言えません。しかし、前回の2015年の調査と比較すると、全体の平均年収は57万円増加しています。年収は年齢とともに上昇し、50代の平均年収は男性が541万円、女性は451万円です。

(出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「精神保健福祉士就労状況調査実施結果報告書(令和2年度)」
/ https://www.sssc.or.jp/touroku/results/pdf/r2/results_04.pdf

また、同時期の介護職・福祉職関連の平均年収は、介護士が365万円、地域包括支援センターの社会福祉士388万円、障害者相談支援専門員373万円、医療ソーシャルワーカー401万円、介護職員300万円という調査結果でした。

(出典:国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
/ https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2020.htm

精神保健福祉士が働く分野は「医療系」「福祉系」「行政(精神保健福祉センター他)」などがありますが、それぞれの年収には大きな差があるのが現状です。現場で実務経験を積んでキャリアアップを図り、行政分野での勤務を検討することで、安定的な年収につながるでしょう。

精神保健福祉士の平均年収はいくら?年収アップの方法も解説

1-2. 心の問題に向き合い続ける必要があるから

精神保健福祉士は、極めて複雑な「人の心」と向き合う仕事です。同じ精神疾患を持つ患者さまでも理由や原因はさまざまで、根本的な治療法が見つからないことも起こり得ます。また、患者さまの精神状態は一定ではなく、良好なコミュニケーションが取れる日とそうでない日があります。

難しい問題を抱えた方々が対象のため、対象者に感情移入してしまい、自分自身のことのようにつらく感じるようなこともあるかもしれません。仕事だと理解していても実際のストレスは大きいので、複雑な心と丁寧に根気強く付き合っていくことが重要です。

介護職のストレスの原因と対処法とは?良い施設の選び方まで解説

1-3. 人間関係で悩みを抱えやすいから

精神疾患を持つ方とのコミュニケーションは難しいケースが多くあります。また、精神疾患は非常に深刻かつデリケートな問題なので、本人と家族との間でも意見がぶつかり、巻き込まれることもあるでしょう。

また、仕事面での人間関係では、特に医療機関において、医師や看護師よりも立場が弱くなりやすく、悩みを抱えることがあります。

精神疾患を持つ患者さまを支えるためには、家族や地域、医療分野や福祉分野などのさまざまな分野の方との細かな連携が重要です。そのため精神保健福祉士は、介護福祉士や作業療法士、言語聴覚士や理学療法士などの業界関係者とも関わることが多く、人間関係での悩みにつながる傾向があります。

1-4. やりたい仕事ができないことがあるから

精神保健福祉士の主な仕事は、精神疾患の患者さまへの生活相談業務を通して、本人や家族を支援することです。しかし、職場によっては専門外の業務や雑用をすることもあります。特に医療機関では、医師や看護師から本来なら看護助手が行う仕事を依頼されることも少なくないでしょう。

とはいえ、支援と直接的に関係のないように思える書類の作成や外部との連絡調整なども、利用者さまの支援につながっています。

仕事内容は職場環境で大きく変わります。明らかに考えている仕事と大きく違いがある場合は、転職を視野に入れるのもよいでしょう。

2. 精神保健福祉士としてのやりがいを感じる瞬間は?

精神疾患という非常に大きな問題に深く関わる精神保健福祉士は、容易な仕事ではありません。しかし、厳しさを感じる一方でやりがいを感じられる仕事でもあり、社会的意義は大きいと言えます。

精神保健福祉士は、次のようなさまざまな場面でやりがいを感じています。

2-1. 誰かの支えになれたとき

精神疾患を持つ支援対象者の方やそのご家族は、仕事・学業の問題や生活や経済的な問題、将来への不安などを抱えながら、さまざまな援助を必要としています。精神保健福祉士は、そうした困難にある方々を支えることが役割です。

精神保健福祉士は決して簡単な仕事ではありませんが、患者さまが問題を解決して社会生活へと進み、本人や家族から感謝の言葉をもらえることは大きな喜びです。

2‐2. 自分の成長を実感できたとき

患者さまは、一人ひとり異なる人生を歩んでいます。精神保健福祉士の仕事は、それぞれの人生を理解しながら患者さまと向き合うことです。人間の本質を知ることによって、自分自身の成長にもつながります。

多くの時間を過ごしともに頑張ってきた患者さまが、勇気を持って社会生活に足を踏み出す瞬間に立ち会ったときには、本人だけでなく精神保健福祉士である自分自身の成長も実感できることでしょう。

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3. 精神保健福祉士に向いている人は?

精神福祉保健士にとって大事なことは「悩みや問題を抱えている方をサポートし、社会とつなぎたい」という気持ちを持って職務にあたることです。大変なことも多い仕事ですが、適正のある方であれば、多くの困難を克服し、やりがいを持って職務に取り組むことができます。

精神福祉保健士に向いている人の特徴は、以下の通りです。

・相手を思いやれる人
精神保健福祉士は、精神疾患を抱える方々を支援して社会とつなぐ仕事です。そのため、患者さまの厳しい状況や痛みやつらさを理解できる優しさが必要です。患者さまの中には、自ら助けが必要だと意思表示することが難しい方とも深く関わって心をつなぐことが求められます。根本的に「人の役に立つことを望む方」には適性があると言えるでしょう。

精神保健福祉士は、人との付き合いが得意な方やコミュニケーション能力が高い方が向いていると思われがちですが、そうでない方でも活躍できる仕事です。たとえば、人付き合いが苦手な方のほうが、人間関係のトラブルを抱える患者さまに寄り添ったアドバイスができるかもしれません。

・忍耐力のある人
精神疾患は短い時間で完治するものではなく、その日によって良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ快方に向かうことが多いです。また、経済的な問題や日々の生活の問題、本人や家族が抱える悩みについても、解決までに長期間が必要となります。数多くの課題の解決に向けて忍耐強く取り組む力があることも、重要な資質です。

・自分を客観視できる人
精神疾患を特別視して過度な気遣いをせず、バランス感覚を保つことも精神保健福祉士として適正があると言えます。熱くなりすぎず、冷めすぎず、常に自分を客観的に見れることは重要です。あまりに高い熱量は、患者さまの自立にマイナスに作用することもあります。

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まとめ

精神保健福祉士は、決して簡単な仕事ではありません。しかし、精神疾患を持つ患者さまやご家族のサポートができるうえに、本人の成長とともに自分自身の成長も感じられる、やりがいの大きい仕事です。また、社会的な貢献度や信用度は非常に高く、誇りを持って職務にあたれるでしょう。

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※当記事は2022年8月時点の情報をもとに作成しています

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